【公立中学は荒れている?】東京の公立中学が抱えるリアルな問題と進路選択の考え方

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【中学受験をしないとどうなるか】東京の公立中学が抱えるリアルな問題と進路選択の考え方

こんにちは!
今回は、「東京の公立中学の実態」について、実体験やデータをもとにリアルな視点から掘り下げます。
「中学受験するか?」「公立に進むか?」迷っている方にぜひ読んでほしい内容です。


■ 公立中学は社会の縮図とも。だが現実は厳しい側面

公立中学にはさまざまな背景を持つ子どもたちが集まります。
家庭環境も、学力も、考え方も本当にバラバラ。
だからこそ「社会の縮図」や「多様性の場」と表現されるのですが、実際には簡単ではない現実もあります。

  • 学内での問題行動にとどまらずで警察のお世話になる生徒
  • そういった子による壮絶ないじめ
  • 経済的に厳しい家庭で給食費未納の生徒
  • 荒んだ家庭環境で育ち、周りの子に当たりちらす生徒
  • 勉強に集中しずらい環境
  • 荒れた授業態度
  • 成績上位層は私立に行っているので模範的な生徒はいない

この環境のは私立中では考えられない環境と言えるでしょう「いろいろな人がいる」という認識が高まる利点はありつつ学業に集中できるかという視点では不利といえます。


■ 「学校ガチャ」が怖い。何か改善できる方法はある?

公立中学は基本的に「居住地」で進学先が決まります。
つまり、子どもたちの環境は親がどこに住むかに強く依存しているということ。

これを「学校ガチャ」と呼び、不安視する声も多く聞かれます。
もし、子どもの教育環境に強いこだわりがあるなら、
学区を意識して居住地を選ぶことが極めて重要になります。

特に東京では、

  • 港区
  • 千代田区
  • 渋谷区
  • 中央区
  • 目黒区
  • 世田谷区
    といった、平均年収が高いエリアは、教育熱心な家庭が集まる傾向があり、学習環境も比較的整っています。

ただし年収が高い世帯ほど中学受験で抜けていく実態

例えば、文京区では中学受験率が50%近く、中央区や港区でも40%以上の子が公立以外の進路を選んでいます。
つまり、「地元公立」には、受験せずに残った子たちが多く通う構造になるのです。
こうなると困るのはやはり公立中学いくら民度が高いエリアとはいえ必然的に学校内で頭のいい4,5割の生徒は抜けて言い方悪いですが余りもので回していなかければなりません。

本来学校では勉強に興味のある子、スポーツに興味のある子、いじめに興味がある子、恋愛に興味がある子など思春期に合わせ様々な派閥が生まれますが勉強に興味がある子はごっそりいなくなっています。相対的に公立中学が荒れた環境になってしまうのも仕方ないのかもしれません。

成績上位層が私立に引き抜かれる形で模範的生徒がいなくなり公立中学は荒れたヤンキー校の一途を辿る


■ 知らないと危ない!公立中に進むリスク

① 学習環境を選べない

公立中学は、あくまで地域社会全体の子どもたちに教育機会を提供する場。
自治体が定めたカリキュラムに沿うため、
「我が家の教育方針にピタリ合った学校」を選ぶことは基本的にできません。

たとえば、プログラミング教育に力を入れたいと思っても、
一部の先進校を除き、公立ではまだICT教育は発展途上です。

特にコロナ禍では私立中との差が浮き彫りになりオンラインなどで柔軟な対応を見せる学校が多かった私立中に比べ公立中学はただ閉校するにとどまり入試までに駆け込みになってしまうなどの弊害が多く起きました。


② 高校受験では内申点がすべてを左右する

公立中学に行っているということは高校受験をすることになりますが、高校では「内申点」が極めて重要です。
内申点は、単なるテストの点数だけでなく、

  • 提出物
  • 授業態度
  • 積極性
    など、定性的な評価が大きく影響します。

また、現在は「絶対評価」制度により、かつての相対評価とは全く違います。
昔でいう「普通(3)」は、今や下位グループを指すことが多く、
学力に油断していると取り返しがつきません。

つまり一般入試でも一発逆転というのは起こしづらいシステムになっています。


③ 高校からの選択肢が意外と少ない

首都圏の多くの私立高校では、すでに「完全中高一貫型」へ移行しています。
つまり、高校受験で入れる私立校はどんどん減少しているのです。つまり間口は狭く、高校も結局荒れたところにしか行けないということになってきます。

また、進学難易度が高い都立高校(例:日比谷、国立、西)も、
中高一貫コースを設け、外部生の枠が狭まってきています。

完全中高一貫を実施していなくとも中学入試の募集者を多く募るところが多く高校入学はし辛くなっています。また中高一貫校では中学からの生徒たちはもう友達になっており新しく輪に加わりづらく

「高校から私立へ」と考えている親御さんは、
最新の進学事情をしっかり押さえておく必要があります。


■ 公立中と私立中の「不登校率」の違い

最新データによると、

  • 公立中学の不登校率:6.3%
  • 私立中学の不登校率:2.9%
    となっており、私立中の方が不登校が半分以下であることが分かっています。

また、小学校段階でも、

  • 公立小学校:1.7%
  • 私立小学校:0.7%
    と、私立の方が圧倒的に少ない傾向です。

落ち着いた校風や、生徒数に余裕のある環境が、
子どもたちの心にとって良い影響を与えているのかもしれません。


■ 中学受験の本当の意義とは?

中学受験は単なる「進学のための勝負」ではありません。

  • 広大な範囲の知識
  • 本質的な思考力
  • 計画的に努力を続ける力
    これらを、小学生のうちから身につけられる、人生の基礎作りなのです。

そして、中高一貫校に進めば、

  • 高校受験のストレスがない
  • 6年間でじっくりと自己形成できる
    という大きなメリットもあります。

多感な思春期を、安心できる環境で過ごせるかどうかは、
その後の人生にも大きな影響を与えるでしょう。


■ 渋谷区のような「学校選択制」を活用する方法も

渋谷区では、中学校に関して「学校選択制」が導入されています。
つまり、住所に縛られず、区内の8校すべてから希望校を選べる仕組みです。

希望者が多い学校では抽選になることもありますが、
比較的自由に学校選びができるのは大きなメリットです。

エリアによっては、
「隣の学区ならもっと良い環境だったのに!」
ということもあり得ますので、こうした制度を賢く利用しましょう。


✨まとめ|公立中進学は慎重に!子どもに合った道を選ぼう

公立中学進学のメリットデメリット
社会性・多様性を学べる学習環境がコントロールできない
地元の友達と過ごせる内申点競争に苦しむ可能性
コストが抑えられる選択肢が狭まる

子どもにとって一番合った環境をどう選ぶかが、
これからの時代ではますます重要になっていきます。

  • 環境のリスクを許容して地元公立に進むのか
  • 負担をかけても中学受験に挑むのか

ぜひ、家族でじっくり話し合いながら進路を考えていきましょう。


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