「国語・算数の2科目型入試」から「国語のみ」「算数のみ」の1科目入試が新設
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【2026年度入試速報】日本大学豊山女子中学校が入試制度を大幅刷新!新たな挑戦に注目
東京都文京区に位置する女子中高一貫校、日本大学豊山女子中学校が、2026年度中学入試に向けて大きな変革を発表しました。これまでの伝統的な入試形式を土台にしながらも、受験生の多様な個性と可能性を重視した柔軟な受験スタイルが新たに導入されることとなり、今後の私立中学入試全体のトレンドにも影響を与える可能性がありそうです。
本記事では、2026年度入試に関する最新の概要や変更点、各教科の出題傾向、さらに教育方針や学校の特色についても詳しく解説していきます。
入試制度が大きく進化:科目選択の自由度が向上
これまで日本大学豊山女子中では「国語・算数の2科目型入試」が基本となっていましたが、2026年度よりこの方式が刷新され、「国語のみ」「算数のみ」の1科目入試が新設されることになりました。これにより、得意科目で勝負したいという受験生のニーズに応える形となります。
特に、2科目での受験は今後「特待選抜入試」として位置付けられ、成績上位者には特待制度が適用される点が大きな注目ポイントです。また、複数回にわたって実施される2科・1科入試は、午後入試として組み込まれており、他校との併願を検討する受験生にとっても時間的な柔軟性を提供しています。
日大豊山女子はもともと特徴的な入試が多く2科選択型は、国語、算数、理科、社会の4教科から、試験開始後に2教科を選択する形式を2/2に導入していましたがこれは廃止となり、4科目か2科目からの選択となりました。
英語入試の一本化で4技能評価を実現
これまで「英語一科目型入試」と「英語インタビュー型入試」の2方式に分かれていた英語入試は、2026年度より一体化され、「英語1科入試」として新たに再編されます。
この入試では、「読む」「聞く」「書く」「話す」のいわゆる英語4技能を1回の試験でバランスよく評価することを目的としており、リーディング・リスニング・ライティングに加え、グループ面接形式によってスピーキング能力も測定されます。これにより、実践的な英語力を有する受験生にとっては大きなチャンスとなるでしょう。

2026年度入試日程と募集枠の概要
次に、発表された入試スケジュールと募集人員について確認しておきましょう。
- 12月15日(月):帰国子女入試(若干名)
- 2月1日(日)午前:4科または2科選択型入試(定員45名)
- 2月1日(日)午後:英語1科入試(定員15名)、2科特待・1科(国語or算数)入試(定員25名)
- 2月2日(月)午前:4科・2科選択入試(定員20名)
- 2月2日(月)午後:2科特待・1科(国or算)入試(定員15名)、課題解決型プレゼン入試(定員5名)
- 2月5日(木)午後:2科特待・1科(国or算)入試(定員5名)
全体の募集定員は130名と、前年から大きな変更はありませんが、入試方式の多様化が印象的です。
教科別の出題傾向と対策
算数:図形問題に強くなることがカギ
試験時間は50分、配点は100点。出題は大問5問構成で、計算力に加え図形に関する理解力が問われる傾向があります。特に立体図形や回転体の問題、水量変化をグラフ化したものなどが頻出です。
1問目と2問目は小問集合が中心で、割合・速さ・角度などの基礎力を見ています。3問目以降は、思考力を要する応用問題が中心となり、旅人算や規則性、場合の数などの出題も見られます。
対策ポイント
- 計算ミスを減らすための反復練習
- グラフの読み取りや図形の空間把握力を養う
- 過去問を活用し、出題パターンに慣れる
国語:幅広い知識と深い読解力を求める
国語は大問3題、こちらも50分で100点満点です。漢字・語彙・文法を問う知識問題に加え、説明文と物語文の読解問題が1題ずつ出題される形式が一般的です。
読解問題では、文中の正確な理解とともに、登場人物の心情や筆者の主張の把握が重要です。また、近年では記述問題の出題が増加傾向にあり、論理的に文章をまとめる力が問われています。
対策ポイント
- 日常的な読書習慣と語彙の強化
- 記述練習を通じて表現力を磨く
- 慣用句や四字熟語など、知識分野の確認も忘れずに
学校の教育方針と魅力
日本大学豊山女子ならではの特色
同校は、日本大学付属校で唯一の女子校としての位置付けを持ち、2017年度からは「国際交流教育」と「キャリア教育」を二本柱に据えたカリキュラム改革を行ってきました。
朝の自習時間を設け、ノーチャイム制を導入するなど、規律と自立を促す環境が整っており、生徒一人ひとりの学力・人間力の向上を支援する仕組みが特徴です。
高校からは「A特進」「N進学」「理数S」といったコース制が導入され、個々の進路に応じた柔軟な学習体制が整っています。大学進学においても約9割の生徒が日本大学への内部推薦で進学する一方、国公立や他私大を志望する生徒にも対応できる学力指導が行われています。
また別学によくある傾向の理系進学が多くなっています。共学校は文系に生徒が流れがちですがしっかりとした理系教育がなされていることも魅力の一つでしょう。
校舎と施設:学びと成長を支える環境
日大豊山女子の校舎は、美しい中庭を囲むように配置されており、春には花が咲き誇る明るい空間です。敷地に隣接する「中台グラウンド」では、体育祭やクラブ活動、高校の体育の授業などが行われています。また系列の男子校である日大豊山は、週に一度専用バスで中台まで移動し、野球や陸上といった実技授業を受けるという独自のスタイルがあります。放課後にも野球部やサッカー部などがグラウンドを利用しに訪れておりそこで彼氏を作る子もいるとかいないとか。
おわりに:これからの女子教育を担う学校として
日本大学豊山女子中学校の2026年度入試改革は、単なる制度変更にとどまらず、これからの女子教育、そして社会で活躍する次世代リーダーの育成という使命を見据えたものです。
受験生や保護者にとっては、多様な入試スタイルやきめ細かな指導体制を魅力に感じる一方で、準備には計画性と柔軟性が求められます。
今後発表される生徒募集要項や説明会でさらに詳細が明らかになる予定ですので、引き続き最新情報に注目しましょう。
※本記事は学校発表資料をもとに独自編集したものであり、正式な情報は学校が発行する公式書類をご確認ください。
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