中学受験に役立つ体験学習スポット 社会:歴史
中学受験は他の受験と違い子どもが受験をします。ここに大きなポイントがあります。子供は好奇心旺盛なため様々なことに興味を持ちますが興味を持つという機会をいかに親が沢山与えてあげられたか否かは子供の学習力に大きな差を生み出します。このブログでは子供の知的好奇心を高められ、かつ子どもとの思い出を作ることができるスポットを紹介して参ります。
銀閣寺 室町幕府:8代将軍・足利義政が建立
銀閣寺(ぎんかくじ)、正式には慈照寺(じしょうじ)は、京都市左京区に位置する禅寺で、日本の文化と美を象徴する重要な名所です。以下に銀閣寺の特徴や歴史について紹介します。
基本情報
- 所在地: 京都府京都市左京区
- 宗派: 禅宗(臨済宗)
- 創建年: 1482年(室町時代)

歴史
銀閣寺は、室町幕府の8代将軍・足利義政によって建立されました。彼は、金閣寺を建てた足利義満の後継者であり、銀閣寺は義政の隠居所としての役割を果たしました。銀閣寺の建物には金閣寺のような華やかさはないものの、質素で落ち着いた美しさが魅力です。
建築
銀閣寺の建物は、主に二層からなり、1階は「観音殿」、2階は「潮音閣」と呼ばれています。観音殿は、和風の様式で、潮音閣は北宋様式の影響を受けています。銀閣自体には金箔は施されておらず、地味で落ち着いた色合いが特徴です。
庭園
銀閣寺の庭園は、枯山水の庭として非常に美しく整備されています。特に「銀沙灘」と呼ばれる砂のビーチや、石を使った庭のデザインが印象的です。庭園全体が自然と調和しており、訪れる人々に静かな癒しを提供します。
文化的価値
銀閣寺は、日本の美意識や禅文化を反映した重要な文化遺産とされており、1994年にはユネスコの世界遺産に登録されました。また、銀閣寺は日本の「わびさび」の美学を体現しているとされ、多くの人々に愛されています。
近年の状況
銀閣寺は、現在も多くの観光客が訪れる人気のスポットです。特に、春の桜や秋の紅葉の季節には、さらに美しい景観が楽しめます。また、境内にはお土産屋や休憩所もあり、訪れる際に便利です。
観光情報
銀閣寺は、京都市内の他の観光名所とも近接しており、散策のついでに訪れるのに適しています。入場料は必要で、静かな雰囲気の中で日本の歴史と文化を感じることができる場所です。
銀閣寺は、その静謐な美しさと深い歴史から、多くの人々に愛されている名所です。訪れる際は、その魅力をじっくりと味わってみてください。
銀閣寺へはバスでも行けますが大変混んでいます。南禅寺や永観堂を観光後、哲学の道を歩き向かうと京都の風情を感じられておすすめです。特に紅葉のシーズンは景観が良いです。

中学受験における室町幕府の重要度
南北朝時代から戦国への転換点としての重要な位置を示す室町時代は中学受験で頻出の単元になります。特に足利氏の足利尊氏、足利義満、義政と金閣、銀閣は確実に覚えて漢字で答えられるようにならないといけません。特に義満と義政は名前も建立物も似ているため間違えやすいです。一度訪れて完璧に覚えてしまいましょう。