中学受験はいつから始める?塾選び・サポート塾・転塾まで最新事情を解説
中学受験はいつから始めるか
「中学受験はいつから始めるのが正解なの?」と感じている保護者の方は、とても多いのではないでしょうか。
現在、中学受験の準備を始める時期として広く知られているのが、小学3年生の2月(新4年生のタイミング)です。首都圏・関西圏の大手進学塾の多くが、この時期からカリキュラムをスタートさせており、入試本番の小学6年生まで約3年間をかけて受験に必要な全範囲を学ぶ構成になっています。
かつては「塾は小学5年生から」という認識も一般的でしたが、近年は新4年生スタートが主流となっています。さらに、2025年4月からは日能研が従来小学3年生からだった「予科教室」を小学2年生からに引き下げるなど、受験準備の低学年化も進んでいます。
ただし、スタート時期は家庭の方針や志望校の難易度によってさまざまで、5年生からの入塾で合格を手にするお子さんも実際にいます。「いつから始めるか」の正解は一つではなく、入塾のタイミングよりも、それまでの学習習慣の積み重ねが土台になるとされています。
塾選びをどうする?
中学受験を本格的に目指す場合、多くの家庭がまず検討するのが集団指導の進学塾です。首都圏では「SAPIX」「日能研」「四谷大塚」「早稲田アカデミー」のいわゆる大手4塾が広く知られており、いずれも1クラス15〜20名程度の集団授業を軸としています。関西圏では「浜学園」「希学園」「馬渕教室」「能開センター」などが主要な選択肢として挙げられます。
塾選びのポイントとして、かつては「合格実績の高さ」が最優先されることが多かったようですが、共働き家庭が中学受験生の主流になった近年は、授業以外のフォロー体制の充実度を重視する傾向も強まっています。通塾の利便性や子どもの性格との相性も、長期間通い続けるうえで重要な要素です。
塾は一つだけでいい?サポート塾も増えている
「大手塾に通っているけれど、授業についていくのが難しい」「特定の科目だけ補強したい」というニーズに対応する形で、大手進学塾と並行して使えるサポート専門塾(補助塾)の存在感が高まっています。
こうしたサポート塾は、大手塾のカリキュラムを前提に組まれており、宿題のフォローや苦手科目の補強を個別指導のかたちで行うことを得意としています。大手進学塾の授業量は学年が上がるにつれて増加するため、家庭学習だけでは追いつきにくいと感じる家庭にとって、一つの選択肢となっています。
塾の併用はその分費用もかさむため、各家庭の状況によって判断が分かれるところですが、「メインの塾は変えずに、補完的に使う」というスタイルは一定の広がりを見せています。
転塾はしていいの?
「今の塾が合っていないかもしれない」と感じたとき、転塾という選択を考える家庭は珍しくありません。実際中学受験生の10人に4人が転塾を経験しているといわれています。決して少数派ではないことがわかります。転塾のタイミングとしては、受験勉強が本格化する5年生が最も多い傾向にあります。
転塾そのものの良し悪しは一概には言えませんが、カリキュラムや授業内容の引き継ぎに時間がかかる点、慣れない環境への適応に体力を使う点は、転塾前に意識しておきたい実態です。
転塾を検討する際は、今の塾で何が合っていないのかを具体的に整理してから動くと、次の塾選びの基準も明確になりやすくなります。

