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中学受験前日の過ごし方:リラックスと準備のコツ
中学受験を控えたお子さまにとって、前日は緊張や不安が高まる特別な日です。親としてどのようにサポートすればよいか、そしてお子さま自身がどのように過ごせば当日最大の力を発揮できるのかを詳しくご紹介します。
1. 前日はいつも通り過ごすこと
受験前日だからといって特別なことをする必要はありません。むしろ、日常のリズムを崩さず、いつも通り過ごすことでお子さまがリラックスできる環境を整えることが大切です。
- 親の振る舞いがカギ
親が緊張したり慌てたりすると、その様子が子どもに伝わり、不安を煽る可能性があります。いつもと同じように接し、子どもの不安や悩みを聞いてあげましょう。話を聞くだけでも子どもの心は軽くなります。 - 適度な息抜き
「前日に遊ぶと勉強を忘れるのでは?」と心配になるかもしれませんが、それよりもリラックスした気持ちで当日を迎えることの方が大切です。熱中しすぎない程度に。ただ本人があまり遊びたがらないでしょう。
2. 勉強は「軽く、範囲を絞って」
前日の勉強は、無理なく短時間で行うのが理想的です。
- 暗記科目を中心に
理科や社会、漢字といった暗記科目を軽く復習するのがおすすめです。算数や国語の難問に挑むのは避けましょう。「できない」と感じる体験が不安を増幅させる可能性があるからです。 - これまでのまとめノートを活用
今まで使い慣れた教材やまとめノートを使うと効率よく勉強できます。新しい教材に手を出すと、どこから始めてよいかわからなくなり、無駄な時間を過ごしてしまう可能性があります。 - 短時間で切り上げる
長時間ダラダラ勉強するのは逆効果です。短時間で集中し、早めに切り上げましょう。
3. 持ち物のチェックは万全に
試験当日に備えて、前日中にしっかり持ち物を確認しておきましょう。
- 持ち物リストの活用
必要な持ち物をリストアップしておき、午前と午後の2回チェックするのがおすすめです。以下の項目を参考にしてください:- 受験票(コピーも取っておくと安心)
- 筆記用具(予備も含む)
- 腕時計
- ハンカチ・ティッシュ
- 飲み物(温かいものがおすすめ)
- カイロ
- 上着や靴下(寒さ対策)靴下は雨や雪で濡れて集中できなくなることがあるかもしれません。風邪のもとにもなります。悪天候のときは予備を持たせてあげてください。
- チョコレートやキャンディ(緊張時の糖分補給)
- 防寒対策は必須
試験会場は暖房が効いていても、座る位置や換気の状況によって寒さを感じることがあります。脱ぎ着しやすい重ね着やカイロを用意しましょう。
4. 受験当日の流れを確認
前日に当日の流れを親子で確認しておくと、余計な心配をせずに試験に集中できます。
- 確認事項
- 起床時間
- 出発時間と服装
- 家から会場までの交通手段と経路
- 試験開始時刻と会場の場所
- 下見をしておくと安心
会場までの道のりを一度下見しておくと、お子さまの不安が軽減されます。遠方の場合はGoogleマップで周辺の様子を確認しておくのも有効です。

5. トラブルを想定しておく
受験当日は何が起こるかわかりません。いくつかのトラブルとその対処法を事前に把握しておきましょう。
- 体調不良
万が一体調を崩した場合、受験する学校に速やかに連絡を入れましょう。受験票や受験要項に記載されている連絡先を前日に確認し、すぐに対応できるよう準備しておくと安心です。 - 受験票を忘れた場合
受験票を忘れても受験可能な場合が多いので、焦らず会場に向かいましょう。スタッフに伝えれば仮受験票が発行されることがあります。 - 電車遅延
遅延が発生した場合は遅延証明書を取得し、試験会場に持参してください。連絡先を控えておき、会場に連絡しておくとスムーズです。
6. 前日の夜の過ごし方
夜は翌日に備えてリラックスし、十分な睡眠をとることを心がけましょう。
- 夕食はいつもの食事を
試験前に豪華な食事を用意すると、翌日お腹の調子を崩す原因になることがあります。いつもと同じメニューで、消化に良いものを準備しましょう。 - 早めに布団に入る
緊張でなかなか寝付けないこともありますが、目を閉じて横になるだけでもリラックス効果があります。早めに布団に入り、睡眠時間を確保しましょう。
7. 受験当日への準備
受験前日は心身の準備を整える最後のチャンスです。お子さまが安心して試験を受けられるよう、細かい準備をしておきましょう。
- 持ち物を自分で管理させる
親が付き添う場合でも、持ち物はお子さま自身に管理させましょう。これにより、万が一のトラブルにも対応しやすくなります。 - 使い慣れた道具を使用
新しい筆記用具は避け、使い慣れたものを準備しましょう。特に消しゴムは紛失しやすいので予備を複数用意してください。 - 温度調整のしやすい服装を
試験会場の環境に合わせて脱ぎ着しやすい服装を選びましょう。
まとめ
中学受験の前日は、親子ともに落ち着いて過ごすことが大切です。特別なことをせず、いつも通りの生活を心がけることで、緊張を和らげることができます。勉強は短時間で区切り、持ち物チェックや当日の流れの確認を徹底しましょう。これらの準備を整えておけば、当日を安心して迎えることができるでしょう。
受験が無事に終わり、全力を出し切れることを心から願っています!