中学受験模試:11月、12月にE判定でも合格できる?

中学受験模試対策ガイド

中学受験生のご両親が、最後の模試の結果が思わしくないときに注意すべきポイントを解説します。受験直前の時期は精神的な緊張が高まるため、適切な対応が求められます。ここでは、避けたい行動と効果的なサポート方法について詳しく説明します。

11月、12月にE判定でも合格できる?

もちろんA判定をとっている子にくらべたら合格可能性が引くことは間違いありません。しかしそれでも合格の可能性はあります。最後の最後まで成績は伸びますしこの冬の時期はいままでの記憶が固まり2月に完成する子も多くいますなのでこの模試の結果に一喜一憂せず最後までやり抜いてください。

避けるべきポイント

1. 受験生にネガティブな言葉をかけない

最後の模試はご両親にとっても気になるものです。お子さんの努力を信じ、期待を込めて送り出してきた中で、模試の結果が悪いとつい感情的になることもあるでしょう。しかし、その感情をそのままお子さんにぶつけることは絶対に避けましょう。特に小学生にとって親の言葉は大きいもの、よく考えて発言してください

最悪な例:

  • 「だから、もっと前から頑張りなさい!○○しなさい!と言ったのに!」
  • 「こんな成績でどうやって志望校に合格するの!」
  • 「後悔するのはあんたなんだよ!あなたのために言ってるの」

これらの言葉は、ショックを受けたお子さんをさらに追い詰めるだけです。模試の結果にショックを受け、「もう受験なんてやめたい」と言い出す子もいます。お子さんがどれだけ頑張っても結果が伴わなかったときは、冷静になり、否定的な言葉はぐっと飲み込みましょう。

2. 一緒に落ち込んではいけない

模試の結果を見て、ご両親自身が落ち込んでしまうこともあるでしょう。「どうしよう、これでは志望校に届かないかもしれない」と不安になるのは自然なことです。しかし、ご両親が落胆する姿を見ると、お子さんはより一層不安を抱え込んでしまいます。受験本番直前の数か月は、メンタル面でのサポートが何より重要です。ネガティブな感情に流されないよう注意し、お子さんが気持ちを落ち込ませているときには、ご両親は冷静さを保ちましょう。保護者の冷静な姿勢はお子さんの心の支えとなります。

所詮模試は模試です。本番じゃありません。本番で落ちてから落ち込んでください。今は落ち込んでいる暇はありません。模試が帰ってきたらそれをみて弱点を対策してください。今対策すれば本番でできるのです。つまり受かります。模試で失敗できてよかったじゃないですか。次につなげてください

効果的なサポート方法

お子さんの話を聞き、見守る

模試の結果が思わしくない場合、お子さんはショックを受けていることが多いです。そのとき、ご両親ができる最も大切なことは、あれこれとアドバイスをするのではなく、まず話をよく聞いてあげることです。シンプルに問いかけ、受け止めるだけで、お子さんは少しずつ心を開いて話してくれるかもしれません。話すことで気持ちを整理できることもあります。保護者としては、「頑張っているね」と認めることが大切です。どんな結果でもお子さんの努力を評価し、寄り添い続ける姿勢を見せることで、自信を取り戻すきっかけになります。

冷静な分析を行う

模試の結果を受けて一喜一憂するのではなく、間違いを冷静に分析しましょう。なぜその問題を間違えたのかを一緒に考え、計算ミスや問題の読み違い、知識不足などを確認します。すべての問題を解き直すのではなく、正答率が高い問題に絞って復習することで、効率的に学習できます。さらに、「解き直しノート」を作成し、覚え直した知識をまとめておくと、次の模試の直前に役立ちます。子供が落ち込んでいたり親に怒られると委縮して模試を見返せないことがあります。冷静にできなかった場所を分析して解き直しに付き合ってあげましょう。

ケアレスミスへの対策

ケアレスミスも結果に大きく影響します。これを惜しかったで終わらせるのではなく、具体的にどのようなミスだったかを分析しましょう。問題の読み違いや数字の書き間違いなど、お子さんがどのようなミスをしやすいかを把握し、意識して改善が可能です。お子さんが自分の特有のミスに気づき、次回以降注意できるようになると、得点力の向上に直結します。

ポジティブな声かけと信じる姿勢

受験直前期はプレッシャーに押しつぶされそうになるお子さんも多いです。そんなときこそ、ご両親が冷静かつポジティブな姿勢で見守ることが大切です。「これまでよく頑張ってきたね」と声をかけて、お子さんの努力を認めましょう。信じて見守り、時には何も言わずにそっと寄り添うことで、お子さんは「自分は支えられている」と感じ、再び前を向く力を得ます。

併願校の検討

志望校とお子さんの実力にギャップがある場合、併願校を検討するのも一つの手です。併願校での合格を手にすることで、自信を持って本命の受験に臨めるようになります。これはご両親にとっても、お子さんにとっても精神的な安心材料となるでしょう。

最後に

中学受験は親子で迎える大きなチャレンジです。ご両親が冷静さを保ち、ポジティブなサポートを続けることで、お子さんが持つ本来の力を最大限発揮できる環境を整えることができます。信じて待つことは難しいかもしれませんが、その揺るぎない姿勢こそがお子さんにとって最も力強い支えとなります。

この記事を書いた人

個別指導型 中学受験専門塾 INSPIRE ACADEMY

個別指導型 中学受験専門塾 INSPIRE ACADEMY

個別指導型の中学受験専門塾 INSPIRE ACADEMYでは、小学生の日々の学習習慣付けから最難関水準の中学受験まで個別指導形式でサポート致します。
世田谷、渋谷(下北沢、代々木上原、東北沢、駒場、笹塚、三軒茶屋)近隣で中学受験塾をお探しの方は、合格実績豊富な当塾までご相談くださいませ。