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「中学受験生が迎えるお盆休みをどう活用すべきか」「休んでもいいのか」すべての受験生が直面する問題でしょう。今回はこれについて掘り下げていきます。
中学受験生のお盆休み──「使い方」と「休む勇気」、どちらも必要な理由
学習と休息のバランスが鍵
お盆休みは、多くの塾でも夏期講習に一区切りつける貴重な期間です。塾によってはこの時期に5日〜1週間ほどまとまった休講期間を設け、夏期講習の補完や復習の時間として位置づける場合もあります。お盆は、夏前半の学習成果をチェックし、苦手分野の克服に集中できる絶好のタイミングです。特に「できなかった問題」「演習で間違いが続いたテーマ」は、お盆期間中に狙いを定めて対策することが大切です。
一方で、「ただひたすら学習し続ける」のは逆効果にもなり得ます。受験は持久戦。休みが必要な時にはしっかり気持ちを切り替え、“完全オフ”の日を設けることで心身ともに回復し、次の学習に向けてリフレッシュできます。休むことに罪悪感を感じる必要はありません。
中学受験生はまだ子供です。缶詰で勉強だけでなく多感な時期にいろいろ体験させてあげることも必要になります。

学年ごとに異なる、お盆休みの有効活用法
小4〜小5の中学受験生:
この時期は学習の土台づくりが中心ですが、お盆は「学習のリズムを整える機会」としても使えます。遊びも交えつつ、勉強へのモチベーションを保つ工夫が必要です。子供だからこそ楽しめることも多くありますし、親せきの家に帰省したり、親子の時間を作ることもたいせつです。また帰省先で観光したことが中学受験にも役立つことがあります。中学受験の社会では各地域の特産品なども多く出題されます。実際に行ってみてみたり食べたりすることで知識として定着させることができます。
小6生(受験直前期)の場合:
夏期講習で得た成果と課題を総点検する大切な時期。特に夏期前半で身につかなかった内容は、お盆を活用して復習・克服を進めましょう。無理に全てをやろうとせず、困難な分野を絞って重点的に取り組むのが効率的です。
しかし6年生といえど、ストレスがたまっているなら休息も必要。親子間のトラブルを避ける意味でも、「計画通りいかなかったら戦略を見直す」「優先順位を入れ替える」柔軟さが重要です。ダラダラ過ごすのではなくメリハリをつけて休む時は休みましょう。
本当に休んでもいいのか?—親子で考えるお盆の役割
- 完全オフデーの設置
それでも親御さんは心配になるでしょう。しかし小学生にとっては勉強も大切ですが、家族との時間や映画などでリフレッシュする日を意識的に作ることで、精神的な安定と「また頑張ろう」という心の余裕が生まれます。とくに中学受験はやらない家庭もあるため楽しそうに過ごす友達をみて、もう受験なんて嫌だ!親にやらされているだけだと思ってしまう危険性もあります。受験は長期戦です。お盆休みくらいは羽を伸ばさせてあげることも継続の秘訣なのです。 - 計画の見直し・必要に応じた修正をしてあげる
夏休み前の計画がうまく進んでいなかったとしても、焦らず軌道修正をするチャンス。勉強の進捗を評価して、9月からの学習内容や目標を調整しましょう。子どもに遊ばせている分親がお盆休みに子どもの振り返りをしてあげてお盆明けから走り出せるようサポート体制を整えてあげましょう。秋から成績が上昇する子供はこういった親のバックアップがしっかりしている家庭に多いです。 - 学校の宿題をやらせるのも〇
どうしても塾で忙しくなり夏休みの宿題が後回しになりがちな中学受験生。塾の内容はやらない子もいますが学校の宿題はやらない子はいません。学校のこともしっかりやるというのは大義名分になりますし親せきや子どもも理解してくれるでしょう。
お盆ならではの留意点:環境と集中の工夫
- 勉強場所の工夫:自宅だと集中力が落ちやすいため、学校や図書館、自習室、での学習も効果的です。周りの環境を変えるだけで気分転換にもなります。小学校によっては宿題をやってもらうために夏休み中も空いている学校もあります。
- 休憩のメリハリを確保:だらだらした学習は効率を下げるので、何時に休むのか、何をするのかまで決めてメリハリのある時間割を。休憩中にスマホやテレビを使う場合もルールを決めておくとよいでしょう。
お盆休みの「やっておくべき8つのポイント」(総まとめ)
- 夏期講習の復習をする
- 苦手分野に集中して取り組む
- 休む日を意図的に設ける
- 生活リズムを崩しすぎない
- 勉強環境を変えて集中力を維持
- 休憩時間やリフレッシュ予定にルールを設ける
- 保護者は励ましの声かけを心がける
- お盆明けのモチベーションに向けて目標設定をする
まとめ:お盆休みは「仕上げ」と「切り替え」のための戦略的リセット期間
- お盆休みは、夏期講習の成果確認や苦手克服の絶好の機会
- 完全オフや遊びも、次への原動力に
- 環境や休憩の工夫で効率と気持ちを整える
- お盆明けには、新たな目標に向けて心身ともに切り替える
子どものがんばりには敬意を払い、親としては「がんばりながらも休む勇気」を与えることも大切。お盆休みを上手に使って、夏の仕上げと秋への準備を整えましょう。
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