個別指導型 中学受験専門塾 INSPIRE ACADEMY 中学受験生にとってのクリスマスとお正月の過ごし方
小学校6年生にとって冬休みは、入試本番直前の非常に重要な時期です。首都圏の中学受験生は、埼玉県を皮切りに1月10日から本格的な入試が始まるケースが多く、特に栄東中学校などの人気校を志望する受験生にとって、この冬休み期間はラストスパートをかける貴重な時間です。受験生が冬休みをどう過ごすかによって、入試の結果に大きな影響を及ぼす可能性があるため、親子ともに計画的かつ効率的に取り組むことが求められます。
受験生の環境を整える親の役割
小学6年生ともなれば受験生本人は、親が思う以上に「受験生」としての自覚を持っています。この時期の子どもたちは、以前と比べて精神的にも大きく成長しており、自分の将来に対する責任感も芽生えているものです。そのため、保護者としては、子どもの努力を尊重しつつ、精神的に支えられる環境づくりを意識することが大切です。
【注意すべきポイント】
- 子どもの成長を認め、余計な干渉を控える。
- 家庭内の雰囲気を落ち着かせる。親もあまりテレビなどを見ることは控えましょう。
- 子どもの頑張りをほめてあげる。
受験生にとって理想的な環境とは、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる空間や、自宅で静かに集中して勉強に取り組める空間です。塾では年末年始も特訓授業が行われることが多く、そのような環境で最後まで努力を重ねることで、モチベーションが高まるでしょう。
年末年始に気をつけたい親の行動
年末年始は世間がクリスマスやお正月ムードに包まれるため、受験生にとって誘惑が多い時期でもあります。親としては、その特別な雰囲気を感じつつも、受験に集中できるように配慮する必要があります。
【クリスマスやお正月の過ごし方】
- 外食は避ける
特別感を演出するために外食を考える家庭もありますが、可能であれば避けた方が無難です。外食中に「もっと勉強しておけばよかった」という後悔が芽生えることもあり、かえって受験生の心に負担をかける可能性があります。意外と大人なのが中学受験生です。自宅で行事らしい食事を準備し、家族で団らんすることで気分転換を図りましょう。 - 初詣は短時間で
初詣は合格祈願も兼ねて行く家庭が多いですが、志望校近くの神社や地元の氏神様を訪れるのがオススメです。混雑を避け、短時間で済ませることで、気分をリフレッシュしつつも受験への意識を高められます。 - 家庭内の雰囲気づくり
家庭ではテレビやスマートフォンの利用を控えめにし、静かで落ち着いた空間を提供しましょう。親が読書や家事に取り組む姿を見せることで、子どもも自然と集中力を保つことができます。
子どものモチベーションを支える工夫
冬休み中は、受験生の勉強への意欲を高めるために、親としてできるサポートを工夫しましょう。
【食事での応援】
- 好きな料理やデザートを準備して、子どもの努力を応援する。
- 塾弁当にはおせち料理のような特別感のある具材を入れて励ます。
【言葉かけのポイント】
- 「よく頑張っているね」と子どもの努力を認める。
- 「応援しているから大丈夫」と安心感を与える。
- 必要以上にプレッシャーをかけず、子どもの様子を見守る。
親からの温かいサポートは、受験生の心に安心感を与え、モチベーションを維持する助けになります。
年末年始に避けるべきこと
【親の行動の注意点】
- 忘年会や新年会
年末年始の飲み会は控えましょう。親が楽しそうに過ごす姿は、受験生に「自分だけが我慢している」という思いを抱かせる可能性があります。また不特定多数との接触をしてしまう飲み会では親自身がウイルスを持ち帰りやすくなります。大人は免疫力が高いため風邪をひかなくても子供は引いてしまうかもしれません。今年だけの辛抱です。子供も頑張っているので親も少しくらい協力してあげましょう。 - テレビやスマホの利用
年末年始は特別番組が多いため、家族全員でテレビを見る機会も増えがちです。しかし、子どもが集中している間は音量を下げたり、録画して後から見るなどの配慮が必要です。 - 帰省や親せき付き合いは？
基本的にはおすすめしません。いくら祖父母に受験だから勉強すると言っていても孫が来れば話しかけたくなってしまうもの。受験が終わればいくらでも会いに行けます。なるべくならば我慢するほうが子どもに余計なストレスにならないでしょう。
クリスマスとお正月の過ごし方のポイント
クリスマスやお正月は、受験生にとっても特別な日です。この期間中、家族全員が協力して学習計画に従って過ごすことが重要です。
- 家族での団らん
受験勉強の合間に、家族で楽しい時間を過ごすこともリフレッシュにつながります。食事の時間を活用して特別感を演出するのが効果的です。 - 行事のタイミングを工夫する
クリスマスやお正月のイベントは勉強の合間に取り入れることで、気分転換しつつも勉強に集中しやすくなります。
まとめ
中学受験を控えた6年生にとって、冬休みは学びの総仕上げの期間です。この時期の過ごし方が、志望校合格の大きなカギとなります。
受験生本人の努力を尊重しながら、親として適切なサポートを行うことで、子どもは安心して受験勉強に集中できます。家族全員で協力し合い、気持ちよく冬休みを乗り切りましょう。
