午後入試,受ける?受けない?中学受験2/1最大の悩み

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午後入試、中学受験生にとっての可能性と注意点

中学受験が近づくと、多くの家庭で「午後入試を受けるべきか?」という悩みが浮上します。午前の入試に加えて午後の入試を追加することで、合格のチャンスを増やせる一方、小学6年生にとって体力的・精神的な負担が大きいのも事実です。この記事では、午後入試の概要、メリット・デメリット、そして適切な受験戦略について詳しく解説します。


午後入試とは?

午後入試は、その名の通り午後に実施される中学入試を指します。午前中の入試後、移動や休憩を挟み、同じ日に別の学校で受験が可能となるのが特徴です。

背景

午後入試は約20年前から始まりました。

  • 学校側の狙い:受験生を多く集めたい。
  • 受験生側のメリット:合格のチャンスを増やしたい。

特に中堅校での導入が進み、午前の上位校を第一志望とする受験生が午後に中堅校を受験するスタイルが一般的です。また、午後入試を複数回受験することで、合格を優遇する仕組みを導入している学校もあります。


午後入試のメリット

1. 合格のチャンスを広げられる

限られた日程の中で1日に2校受験できるため、併願の幅が広がります。特に、志望度の高い学校を複数回受験したい場合には、午後入試が重要な選択肢となります。

2. 複数回受験で優遇される可能性

学校によっては、以下のような優遇措置を設けています:

  • 加点方式:2回目以降の受験で点数が加算される。
  • いいとこどり方式:複数回受験の中で、最も高い得点を採用。
  • ボーダーライン優遇:合格点にわずかに届かなかった場合でも、複数回受験者は志望度が高いとみなし合格になる。

こういった優遇措置がある学校を受けることが一番いい選択かもしれません。

3. 試験科目が軽いケースが多い

午後入試では、受験生の負担を軽減するために国語・算数の2教科のみという形式が主流です。そのため、体力的な負担が軽減されることがあります。


午後入試のデメリット

1. 体力・集中力の消耗

午前中の入試で疲れた状態で、午後の試験に臨むことになります。移動時間が長かったり、午前中に高難度の試験を受けていたりする場合には、集中力が切れる可能性があります。とくに2日にも受験を控えている受験生は要注意!ゴゴジュより次の日の方が優先順位が優先字高いならば無理しない方が身のためです。
123日に合格がもらえなければ下手したら7日まで休みなく受験しっぱなし…なんてことも体力が落ちてフルで戦えず後悔するかもしれません。

2. スケジュール管理の難しさ

  • 移動時間や昼食の確保を含め、午後入試までのスケジュールを細かく調整する必要があります。
  • 面接を含む場合、タイムスケジュールがさらに複雑になります。

毎年遅刻するケースが後を絶ちません。大体の場合は救済措置がありますがあくまで学校側の善意によるもの何もなくても文句は言えません。あてにはできませんし余計な精神をすり減らします。

また午後の受験が気になり本命校が集中できないなんてことも…どうしても行きたい学校がある場合でなければあまりお勧めはできないのが現実です。

3. 不合格時の心理的影響

1日に2校受験し、両方で不合格になると受験生と保護者に大きなショックを与える可能性があります。そのため、片方は確実に合格を狙える学校を選ぶなどの工夫が必要です。


午後入試を効果的に活用する方法

1. 移動時間を考慮した併願計画

  • 午前の受験校から午後の受験校までの移動時間を事前に確認し、無理のない計画を立てましょう。
  • 一部の学校ではターミナル駅近くに特別会場を設けている場合もあります。こうした情報を活用するのもおすすめです。

2. スケジュールに余裕を持たせる

  • 慌ただしさが受験生の不安を増幅させることがあります。保護者が落ち着いてサポートできるように余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。

3. 組み合わせの工夫

  • 午前中はやや難易度の高い学校、午後は比較的余裕を持って受験できる学校を選ぶなど、バランスを考慮した計画を立てることが大切です。

4. 事前準備の徹底

  • 午前中に使う筆記用具や昼食の準備、午後の試験会場までの道順確認など、事前の準備を徹底することで当日の慌てを防ぎます。
  • 特に午前と午後逆の会場に勘違いして向かってしまったなんてこともあります。気をつけてください。

午後入試を避けたほうがいいケース

1. 午後入試が第一志望の場合

午前の受験で体力を使い果たした後、午後の第一志望校を受験するのは非常にリスクが高いです。この場合、日程を調整して午前中に志望校を受けられる日を選びましょう。午後だけうけるということは基本的にはしません2/1はみんな第一志望でチャレンジするので複数回受験できる学校は午前入試が穴場だったりします。よく探しましょう。

2. 体力に不安がある場合

小学校6年生にとって、1日に2校の受験は大きな負担です。特に普段から体力に自信がない場合には慎重に検討する必要があります。


複数回受験を活用するメリット

午後入試を含め、複数回受験が可能な学校では次のようなメリットがあります:

  • 志望度の高さをアピールできる
  • 受験の場に慣れることで本番の緊張を和らげられる

ただし、複数回受験による優遇措置は明確に公表されていないことも多いため、あくまで補助的な対策として活用しましょう。


まとめ:午後入試を賢く利用するために

午後入試は受験のチャンスを広げるための有力な手段ですが、体力やスケジュール管理の課題も伴います。

  • 受験生本人の体力や集中力を考慮し、無理のない計画を立てる。
  • 合格の可能性を最大化するために、午前と午後でバランスの取れた組み合わせを選ぶ。
  • 移動時間やスケジュールに余裕を持たせ、受験生の負担を最小限に抑える。

午後入試をうまく活用することで、志望校合格への道がさらに広がるでしょう。保護者の冷静なサポートと適切な計画が、受験成功のカギを握ります!

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