子どもが中学受験にやる気を出さないときに親ができること

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親が心配ばかり…子どもが中学受験にやる気を出さないときに親ができること

中学受験を控えていると、親の不安が先に立ち、「どうして勉強しないの!?」と感情的になってしまうこと、よくあります。けれども、親の心配や焦りが増すほど子どもはますますこじれてしまう──そんな悪循環を断ち切るには、原因を知り、具体的に手を動かすことが大切です。ここでは「なぜやる気が出ないのか」「親がしてしまいがちな間違い」「今すぐできる実践的対策」をわかりやすくまとめます。


まず知っておきたい――やる気が出ない“本当の”理由(親の不安とズレることが多い)

子どもの動機づけは単純に「怒られたくない」「褒められたい」だけでは説明できません。心理学の自己決定理論は、人が内発的にやる気を出すために必要な三つの基本欲求を示します:自律性(自分で選べること)・有能感(できる実感)・関係性(信頼できる人間関係)。この三つが満たされないと、外からの強制(親のプレッシャー)で一時的に動いても長続きしません。

親が子どもの自律性を支援する(選択肢を与え、理由を説明し、過度に指示しない)ほど子どもの学習意欲が高まります。つまり、「やれ」と言うほど逆効果になるケース非常によくあることなのです。


親がやりがちな“やる気を削ぐ”行動

  • 目標やスケジュールをすべて親が決める(子どもの意見が反映されない)
    中学受験ではありがちな問題、とくに子供が行きたい学校と親が行かせたい学校に差がありすれ違いが起きます。
  • 成績や偏差値の数値ばかり口にしてプレッシャーを与える
  • 失敗やミスを責める/叱責が習慣化している
  • 「ほかの子と比較する」「過去の成功体験を引き合いに出す」
  • 期待を声に出しすぎて、子どもが“親を失望させたくない”ためだけに動くようになる

これらはつい親がやってしまう典型パターンで、子どもの心の自律性を奪い、学習への内発的な動機を弱めます。「まずは親子の接し方を見直す必要がある」というケースはよくあります。


じゃあ具体的に何をすればいい? 親が今日からできる10の実践策

1) 「問いかけ」を変える(命令→共感型へ)

NG:「なんで宿題やらないの?」 → OK:「最近、勉強しててつらいことある?どこが一番やりにくい?」
共感で関係性をつくりつつ、子ども自身が話す機会を増やします。

2) 小さな選択肢を与える(自律性の支援)

例:今日は算数を先にやる?国語を先にやる?のように、選べる余地を残すと自分事になりやすい。自律性支援は動機づけにつながるとされています。親がすべてスケジューリングしてはいけないということもここにつながってきます。

3) 「できたこと」を細かく見つけて認める(有能感を育てる)

点数だけでなく「式の立て方が良かった」「説明が明確になった」などプロセスを褒めることが重要。適切な褒め方は成長志向(成長マインド)を育てます。

4) 目標を“分割”する(達成可能にする)

大きな志望校だけを示すと圧がかかるため、1週間単位・1日単位の小さな目標に落とし込んで成功体験を積ませる。子供のうちは根拠のない自信というものが大切です。何も勉強に限った話ではありません。自分はやればできるんだと思えるような小さな成功をたくさん経験させてあげましょう。

5) ルーチンを整えて“やるときはやる”スイッチを作る

短時間でも毎日決まった時間に学習する習慣は、やる気に左右されずに学びを進める助けになります。毎日必ず勉強をすることを心がけやることへのハードルを下げていきましょう。

6) 親が手本を見せる(モデリング)

親が読書や学びの姿勢を見せると、子どもはそれを模倣することが多いです。親が家でテレビをみてゴロゴロしていたりゲームばかりしていれば子供はなぜ自分だけが…と思ってしまいます。親は外で働いていて家ではリラックスしたいと思って当然ですが子供に自分だけという気持ちを持たせてしまってはいけません。家族で「学ぶ時間」を共有するのも有効です。

7) 叱責は最小限に、問題解決型の会話にする

怒る代わりに「何が障害になっているのか」を一緒に考え、対策を子どもと一緒に決める。これが子どもの自己効力感を高めます。

8) 「学校・塾との共闘」をつくる

担任や塾講師と情報を共有して、子どもに合った学習負荷やフォローを調整してもらう。プロの視点は冷静で参考になります。特に中学受験では小学校のフォローは得られないため塾との関係性は大切になります。

9) 小さな成功を“見える化”する

ホワイトボードやチェックシートで達成を可視化。達成感が次の行動につながります。

10) 必要なら環境やペースを変える決断も

長期的にストレスが続くなら、一時的に勉強量を減らす、塾を変える、専門家(スクールカウンセラー)の相談を受けるなどの選択肢もあります。親の不安が続くより、方向転換で子どもの回復を優先することが重要です。


すぐに使える「親の声かけ例」と「やめたほうがいい一言」

使えるフレーズ

  • 「最近どう?困っていることがあったら教えて」
  • 「この方法とあの方法、どっちでやってみたい?」
  • 「今日ここまでできたの、すごいね。次はもう少しだけ伸ばせるかな?」

避けるべきフレーズ

  • 「なんでできないの」「もっと頑張らないとダメでしょ」
  • 「あの子はちゃんとやってるのに」
  • 「もし落ちたらどうするの?」(不安をあおる)

表現を少し変えるだけで、子どもの受け取り方は大きく変わります。


親のメンタルも大切—心配が先行すると何が起きるか

親自身が過度に不安だと、つい管理的・命令的な対応になりがちです。まずは**親が自分の不安を誰かに話す(配偶者、友人、専門家)**ことで感情を整理しましょう。学校や塾の面談で第三者の意見をもらうと、冷静な判断がしやすくなります。


最後に:ゴールは“子どもと一緒に前に進むこと”

「やる気が出ない」=「諦め」ではありません。多くの場合、子どもは不安や疲れ、やり方のわからなさを抱えているだけです。親が先に走ってしまうと、子どもは守られるのではなくコントロールされていると感じます。自律性・有能感・関係性の三つを意識して接することで、やる気は自然と戻ってきます。まずは小さな一歩(短い会話、選択肢の提示、成功の可視化)から始めましょう。


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