法政大学の付属校3校を徹底解説!内部進学率や特徴を網羅的に紹介

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法政大学の付属校3校を徹底解説!内部進学率や特徴を網羅的に紹介

首都圏を中心に多くの受験生・保護者から注目を集める法政大学には、3つの付属校が設置されています。中高一貫型が2校、高校単独が1校の構成で、いずれも高い内部進学率を誇り、安定した大学進学を目指す上で非常に魅力的な選択肢となっています。

本記事では、それぞれの付属校について、進学実績や入試情報、教育方針、カリキュラムの特徴などを詳しく紹介していきます。


法政大学付属校の基本構成

法政大学には以下の3つの付属校があります。

  • 法政大学中学高等学校(東京都三鷹市)
  • 法政大学第二中学高等学校(神奈川県川崎市)
  • 法政大学国際高等学校(神奈川県横浜市)

この3校は、首都圏を中心とした通学圏からの通いやすさと、大学との強い連携によって、毎年多くの生徒が法政大学へ進学しています。


法政大学中学高等学校(三鷹市)

学校概要

1936年に創立されたこの学校は、法政大学の教育理念「自由と進歩」を基盤に、個々の主体性を重視した校風が根付いています。最寄り駅は京王井の頭線の「井の頭公園」駅で、そこから徒歩約12分とアクセスも良好です。

生徒数と構成

2022年度の在籍数は、中学部で約420名、高等部では700名を超え、バランスの取れた男女比で構成されています。

教育方針とカリキュラム

「10年一貫教育」の構想を掲げており、中学から高校、そして大学までの連続した学びを重視しています。高校に進学しても文理分けを行わず、幅広い教養を身につけることが特徴です。

また、選択授業では法学や簿記など、大学での学びを先取りできる内容が用意されており、社会で求められる基礎知識を中高のうちから養うことが可能です。

進学実績と内部進学条件

2021年度には、在籍者の約91.6%が法政大学への内部進学を果たしています。推薦を受けるためには、高校3年間の総合成績で一定の水準(概ね60%以上)を満たす必要があります。

加えて、英語力も重視されており、英検2級相当以上のスコアや、TOEIC Bridge、GTEC、TOEFLなどが内部進学基準に含まれています。さらに、思考力を問う試験の結果も評価対象となります。

推薦をキープしたまま他大学を受験できる?

法政高校は法政大学の推薦権を保持したまま、ほかの国公立・私立大学を受験する「併願受験」も可能です。MARCHでは認められていない場合も多いため法政がすべり止めになる制度はありがたいですね。法政大学にはない学部で学びたい生徒や、よりハイレベルな大学で学びたい生徒にとって、将来の選択肢を広げらます。ただし学部学科の優先決定権は専願推薦者が優先されます。


法政大学第二中学高等学校(川崎市)

学校概要

1939年に開校した法政第二は、2018年に共学化されたことでも話題となりました。JR・東急線「武蔵小杉駅」から徒歩圏内にあり、交通の便が非常に良い立地にあります。

生徒数と構成

中学では男子生徒がやや多く、高校では男子約1100名、女子約750名と、男女比に偏りがあるものの、共学化以降は女子の割合も年々増加しています。

教育スタイルと特色

英語・数学において少人数制授業を導入し、週2~3時間を割いて基礎力を強化。理科ではチームティーチング形式の実験授業が展開され、理解度を高める工夫がなされています。

また、高校では大学さながらの選択授業が設けられており、社会福祉学や哲学概論といった専門的な学びにも触れることができます。

進学実績と推薦制度

2022年3月の卒業生の91%が法政大学へ内部進学しています。この学校の特徴的な制度として「有資格者全入制度」があり、一定の条件(成績、英語資格、基礎的思考力テスト)を満たせば、枠に限りなく法政大学への進学が保証される点が大きな魅力です。

他大学への進学実績も優れており、筑波大学、一橋大学、早慶、さらには海外大学や専門学校進学も少数ながら存在します。

推薦をキープしたまま他大学を受験できる?

法政大学への推薦権を保持したままで、他大学を受験することが可能です。国公立、私立、学部学科に関わりなく受験出来るなど柔軟な制度となっています。ただし、法政大学の学部学科希望に関しては法政大学を専願とする生徒から優先となることがあります。


法政大学国際高等学校(横浜市)中学はありません

学校の成り立ちと特徴

元々は女子校として設立されましたが、現在は共学制を採用。国際教育に力を入れており、多文化共生の姿勢が色濃く反映された教育内容となっています。中学は存在していないため注意しましょう。

アクセスと立地

横浜市内の閑静な住宅街に立地しており、神奈川県内外からのアクセスにも優れた環境です。

進学実績と内部進学制度

2023年度卒業生の内部進学率は約75.2%と、他の2校と比較するとやや低めですが、それは他大学受験を希望する生徒が多いことの裏返しとも言えます。

この学校でも、内部推薦の条件は成績と英語力、思考力の評価に基づいており、基本的には努力次第で法政大学への進学が可能です。

推薦をキープしたまま他大学を受験できる?

できます。法政付属校は法政大学の推薦権を保持したまま、ほかの国公立・私立大学を受けることができます。


併願受験の可能性と進路の柔軟性

法政大学の付属校に在籍していても、法政大学への推薦資格を保持したまま、他大学への受験にチャレンジすることが可能です。

これは「併願受験制度」と呼ばれ、自分により合った進路を模索する生徒にとって大きな選択肢の広がりとなります。特に、法政大学に設置されていない学部・専攻を希望する場合や、より難関大学を目指す場合には有効です。


法政付属校を志望するメリットとは?

1. 安定した進学ルート

いずれの学校でも、例年8〜9割近くの生徒が法政大学に進学しており、内部進学による安定性は抜群です。受験ストレスから解放され、学びそのものに集中できる環境が整っています。

2. 高度な教育環境

大学との連携を活かした選択科目や、資格取得を支援する制度が充実。特に英語力強化の取り組みは、4技能型試験に対応した教育方針のもと、多様な検定試験への対応力を養います。

3. 学校生活と進路のバランス

自由な校風の中で自主性を育みつつ、大学への進学に直結する確かなカリキュラムが実施されています。勉強だけに偏らず、部活動や課外活動にも力を入れる生徒が多く見られるのも特徴的です。


まとめ

法政大学の3つの付属校は、それぞれが特色ある教育を展開しながらも、共通して高い内部進学率と大学との強固な連携を誇っています。安定した進学先としての魅力だけでなく、多様な進路選択の柔軟性も兼ね備えており、将来を見据えた中高一貫教育の場として非常に優れた選択肢といえるでしょう。

大学進学を視野に入れつつ、豊かな学校生活を送りたいと考える受験生・保護者の方にとって、法政大学の付属校は検討すべき価値のある存在です。


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