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立教大学に付属中から理系に進学すると苦労する点とは?
こんにちは。今回は、立教大学の附属中学校(立教池袋、立教新座など)から理系に進学する場合に直面しやすい「苦労」について、実体験や周囲の声を交えながらまとめてみました。
立教大学というと、キリスト教文化やリベラルアーツ教育、文系の強さなどが印象的ですが、実は理系も存在します。とはいえ、附属から理系進学を考えている人にとっては、いくつか注意すべき点があります。
1. 理系志望者の絶対数が少ない
まず最大のハードルは、理系を目指す仲間がとにかく少ないこと。立教の附属は全体的に文系志向が強く、周囲のほとんどが経済・法・文学部などを目指す環境です。そのため、理系特有の勉強内容や受験スケジュールを共有できる友人が少なく、孤独感や情報不足に悩むことがあります。
「化学の選択者がクラスで自分一人だった」
「理系科目の補習がなくて、塾頼みだった」
というケースも実際に起こりえます。理系を選んだだけで普通の学校では考えられない程マイノリティの属してしまうことがあります。
2. 数学・理科の授業進度や深さに差
立教の附属校は、進学校に比べると理数系の授業進度がやや遅めです。特に、数学IIIや物理・化学の発展的内容に関しては、学校の授業だけでは大学入試に太刀打ちできないというのが実情です。
- 数学Ⅲの扱いが浅く、演習量も少ない
- 物理の定性的理解中心で、計算練習が不足
- 化学は理論中心で有機・無機の演習が足りない
このため、外部の塾や予備校への依存度が高くなる傾向があります。
3. 学校行事や宗教行事との両立の難しさ
立教の附属校は行事が多く、キリスト教関連のイベント(礼拝・クリスマス行事・研修旅行など)も充実しています。これは立教らしさの魅力でもある一方で、理系のように受験に必要な教科数が多く、時間の使い方がシビアな人にとっては負担にもなります。
「定期テスト前に宗教行事で時間が取られた」
「文化祭準備と模試が重なってボロボロだった」
というケースも。特に附属高校であるため立教大学への進学を考えている人が多く、また学校側もそういった生徒と向き合っているため他の進学校の3年生は勉強にだけ集中してくれ!という雰囲気が皆無のため苦しむこともすくなくありません。
4. 指導体制が文系寄り
理系に特化した進路指導や受験対策が弱いのも、附属理系のつらいところ。例えば、
- 理系学部の推薦情報が少ない
- 理系の大学・学部研究が浅い
- 志望理由書や研究計画書の添削ノウハウが少ない
といった悩みが出てきます。自己責任で情報を集めて、自力で動く力が求められます。
5. 内部進学と外部受験のはざまでの迷い
立教大学には内部進学という安心なルートがありますが、それでも理系を志す人の中には「もっと研究設備の整った大学に行きたい」「医歯薬系に進みたい」という理由で外部受験を選ぶ人もいます。
しかし、外部受験に切り替えた場合、内部進学の推薦条件(成績・出席など)をキープしつつ、受験勉強を進める必要があり、これが大きなプレッシャーになります。

まとめ:理系志望なら「戦略」と「自走力」がカギ
立教の附属から理系に進むには、周囲の文系モードに流されず、**自分で考えて行動する「自走力」**が不可欠です。塾や外部リソースを早めに活用しつつ、理系ならではの学習戦略を立てていくことが求められます。
ただ、裏を返せば、それを乗り越えた人は、学部に進んでからの主体的な学びにも強くなれるというメリットもあります。
最後に
もしあなたが立教附属に在学中で理系を志しているなら、今すぐにでも「理系に進んだ先輩の話を聞く」「塾や模試を活用して実力を客観視する」ことから始めてみてください。孤独に感じるかもしれませんが、同じようにがんばっている仲間は確実にいます。
ご質問や体験談があれば、ぜひコメントやメッセージでシェアしてください!
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