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2026年度中学受験で出願者数が減少した学校
ひとつ前のブログで2026年度の首都圏中学受験では、出願者数が大きく増加した学校について取り上げました。一方減少した学校も少なくありません。今回は前年度と比べて出願者数が減少した学校や、その背景にある中学受験の新しい動きについて見ていきましょう。
MARCH系付属校で軒並み出願者数が減少
2026年度入試で最も目立ったのは、MARCH系(明治・青山学院・立教・中央・法政)付属校の出願者数減少です。
特に顕著だったのが青山学院中等部で、第1回入試の出願者数が前年の1,188人から793人へと、約33%も減少しました。しかしこれは昨年プチサンデーショックだったということが大きな要因です。減少したというよりも、昨年がイレギュラー的に多かったということが言えます。
法政大学中学校の第1回入試も、前年比12.3%減の228人となり、中央大学附属も前年比4人減の406人と、わずかながら減少傾向が見られました。立教系の学校でも、立教女学院や香蘭女学校を除いて、多くの学校で出願者が減少しています。昨年のプチサンデーショックの影響、そして今年のサンデーショックで数値的にやや傾向が読みづらくなっています。
それでもMARCH系付属校は、数年前から大学入試改革の不安で人気が高まっています。
「日本一」の志願者を集める学校:栄東中学校も減少
埼玉県の人気校である栄東中学校は、2025年までは受験者数が基本的に右肩上がりで推移してきましたが、2026年は減少に転じました。外部募集人員300人に対する全試験の出願者数は計1万3,029人で、前年度最終出願者数より3,063人も減少しています。
栄東は、首都圏全域から1万人を超える「日本一」の志願者を集める学校として知られていました。しかし近年の難化傾向により、安全志向の受験生が同じ埼玉県内の埼玉栄など、他の選択肢に流れたと考えられます。埼玉栄は今年受験者数1位に輝きました。栄東は首都圏の人から見ればお試し受験校に過ぎません。しかし高難易度校となったため落ちることもザラで、まだまだ精神的に未熟な小学生はここでの不合格を2月まで引きずってしまう子も多いため避けられたということです。千葉でも渋幕に同様の事象が見られています。
ただし、栄東は合格者数も絞ったため、実質倍率はそれほど変化していません。
御三家男子校も減少傾向
最難関とされる男子御三家(開成・麻布・武蔵)では、2025年入試ですでに志願者数が軒並み減少しており、2026年度もその傾向が続いています。
駒場東邦中学校の志願者数は前年比97%とやや減少しました。2026年度の出願者数は616人で、前年の602人から14人増えたものの、2024年の644人と比べると減少傾向にあります。駒場東邦は以前は隔年現象(志願者数が一年おきに増減する現象)が見られましたが、その傾向が薄れてきているようです。
中学受験は受験期間が短く重複が起きやすいため、難関校にチャレンジしずらい側面があります。

新設校・共学化校も期待ほど伸びず
2026年度は、新設校や共学化という話題性のある学校がいくつかありましたが、期待されたほど出願者数が伸びませんでした。
明治大学付属世田谷(日本学園から校名変更・共学化)は、70名の募集に対して計300名の出願にとどまりました。2026年度の注目校として大きく取り上げられていましたが、偏差値の上昇による受け控え、少ない明治への推薦枠などが重なり爆発的な人気とはなりませんでした。
鎌倉国際文理(鎌倉女子大学から校名変更・共学化)の第1回出願数は131名で、女子校時代の88名よりは増えているものの、期待されたほどの伸びは見られませんでした。
新設校の明星institution中等教育部も、20名の募集に対して計20名とごく少数にとどまりました。
減少の背景にある受験生の「冷静な選択」
これらの出願者数減少の背景には、いくつかの要因が考えられます。
まず、受験生と保護者が「話題性」だけでは動かなくなったという点です。新しさや変化への期待よりも、実際の教育内容や進学実績を重視する傾向が強まっています。
MARCH系付属校の減少傾向については、「実学志向」の高まりもあります。東京都市大付属などの理工系や農学系の大学附属校、あるいは確実な進学実績を持つ中堅・上位校への関心が高まる一方で、文系中心のイメージが強い大学への付属校は選ばれにくくなっていています。しかしここ2年の数値のブレはサンデーショック関連のものが大きく人気は人気です。
二極化する中学受験
中学受験は今、人気が集中する学校とそうでない学校の「二極化」が一層鮮明になっています。改革を進めている学校、理系教育に力を入れている学校、堅実な進学実績を持つ中堅校などに人気が集まる一方で、伝統や知名度だけでは受験生を集めにくくなっているのが現状です。
出願者数の増減は受験生と保護者が気になるトピックに違いありませんが、あくまでも一つの指標に過ぎません。大切なのは、お子様にとって最適な教育環境がどこにあるかという視点です。人気の増減に一喜一憂するのではなく、それぞれの学校がどのような教育を提供しているのか、お子様の個性や将来の目標とどれだけマッチしているのかを、じっくり見極めることが大切なのです。
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