小学5年生で算数ができなくなる

小学5年生で算数ができなくなる

中学受験における算数の重要性と克服方法

算数は中学受験において得意な子と不得意な子の間で得点の差が最もつきやすい教科です。算数を制することが中学受験の成功につながると言っても過言ではありません。

小学5年生で算数ができなくなる

小学5年生になると急速に難易度が上がり多くの中学受験生が算数でつまずき始めます。早めに原因を見つけて克服することで算数を得意教科に変えることも可能です。とにかくついていけない子が多くなるのがこの科目です。

算数が合否を分ける理由

算数が合否を分ける理由の一つに、配点が高いことが挙げられます。数国は100点ずつなのに対し理社は50点の場合が多いです。(学校によって違うのでよく調べましょう。)また中学受験はその特性上多くの学校では途中式や考え方の記載を求め、受験生がどのように考えて答えを導き出したかを見ています。単に答えだけがわかっていても、点数がもらえないのです。このように、算数は配点が高く、受験生で差が開きやすい科目と言えます。大学入試ではマークシートや答えだけを記述させる大学もあるのでその点においては中学受験のほうが厳しくマークされています。ただし途中点がもらえる可能性もあり過程を見てもらえることはマイナスばかりではありません。

しかし、誤った勉強法では成績はなかなか上がりません。次章では、算数を効率よく勉強する方法についてお伝えします。

小学5年生の算数でつまずく理由

小学5年生の算数でつまずく理由は複数あります。まず、塾のカリキュラムの問題が挙げられます。小学5年生になると算数が急に難しくなるため、それまでの学習要領ではこなせなくなり、つまずきが生じやすくなります。さらに、算数の学習は新しい単元が過去の単元の応用であることが多く、一つの単元を理解しきれていないことがその後の単元に影響を与えることも原因の一つです。

次に、小学5年生は精神的な成長期であり、自我が強く芽生える時期です。反抗期を迎える子どもも少なくなく、勉強に対する意欲が低下しやすいです。この時期に勉強時間が減少すると、塾のカリキュラムについていけなくなる可能性が高まります。

また、算数は多くの要素を使って問題を解く科目であり、一つの苦手要素が複数の問題に影響を与えることが多いです。このため、つまずきやすい科目となっています。

計算力をつける方法

中学受験の算数では、計算力が非常に重要です。計算ミスが点数を落とす主な原因となるため、計算力をつけることが求められます。計算力をつけるためには、毎日一定の量の計算問題を解くことが重要です。ただし、単純に解くだけでなく、目標時間を設定し、時間を計ることでスピードも向上させることができます。

つまずきやすい問題・単元とその対策

小学5年生の算数でつまずきやすい問題や単元は以下の通りです。

  • 数列
  • グラフ問題
  • 倍数・約数問題
  • 立体図形(図形の切断)

主にこれらの単元を学習しているときは、特に子供に気を付けて声かけをしなければなりません。カリテや演習問題を見直して確実に解けているかを確認しましょう。

つまずきの予防方法・克服方法

算数は一度つまずくと克服が難しい教科です。社会や国語とちがい算数はすべての単元がつながっている側面があります。例えば歴史は弥生時代の問題を解けないと江戸時代の問題を解けないなんてことは絶対にありませんよね。算数においては一つのつまずきが他の単元にまで影響を及ぼします。つまずきを予防するためには、カリキュラム学習にかける時間の割合を減らし、振り返りの時間を確保することが重要です。つまずいた箇所を明確にし、重点的に学習することが求められます。

また、家庭学習の時間管理や指導も重要です。指導経験豊富な講師を利用する場合でも、家庭と連携して対応することが求められます。対策していても克服できない場合は、つまずき対策の経験が豊富な塾を利用することも検討しましょう。

結論

中学受験において算数は合否を分ける重要な教科です。早めに問題を発見し、適切な対策をとることで克服することが可能です。家庭と塾が連携し、子どもの学習をサポートすることが成功への鍵となります。

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