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中学受験に向けて小学校低学年からできる準備とは?

近年、中学受験を目指すご家庭の中には、早い段階から準備を進めたいと考える方が増えています。特に小学校低学年からの取り組みが、その後の学習に大きな影響を及ぼすと言われています。本格的な受験勉強は小学3年生の終わり頃、つまり新小4の2月からスタートする塾が多いですが、その前段階でどのような力を育てておくべきか、考えてみましょう。

中学受験の実態と求められる力

中学受験の世界では、求められる学習量は非常に多く、学年が上がるごとに通塾日数も増えていきます。小4では週1~2回、小5になると週2~3回、そして小6では週4回近く通うのが一般的です。さらに、志望校別の特別講座や模擬試験も加わり、6年生にもなるとほぼ毎日塾に通うスケジュールとなることも珍しくありません。

このようなハードな学習環境に順応するためには、低学年のうちに基礎となる力をしっかり育んでおく必要があります。ただ学校の勉強だけをこなしていると、後から受験勉強についていくのが難しくなる可能性もあるのです。

特に注意したいのは、小学校の勉強が「簡単」と感じているお子さんです。学校の授業だけでは十分に力を使わずに済んでしまい、結果として「深く考える」「粘り強く取り組む」習慣が身につかないことがあります。中学受験では、「わかるまで」「できるまで」繰り返し取り組む姿勢が不可欠です。これを当たり前にできる土台を、早い段階で作っておきましょう。

低学年の間に大切にしたいこと

まず心がけたいのは、規則正しい生活と学習習慣の確立です。決まった時間に起き、バランスの取れた食事をとり、十分な睡眠を確保する。この基本的な生活リズムは、勉強の集中力や持続力を支える土台となります。

加えて、毎日机に向かう時間を作ることが重要です。最初は短い時間でもかまいません。10分でもいいので、机に向かって学習する習慣をコツコツ積み重ねていきましょう。慣れてきたら、徐々に時間を延ばしていきます。これにより、低学年のうちから「勉強するのが当たり前」という意識を自然に身につけることができます。

また、基礎的な学力、特に計算力や漢字の読み書き、読解力をきちんと磨いておきましょう。小学校のテストで90点が続くと一見問題ないように見えますが、中学受験を目指すのであれば、満点を取るレベルが理想です。間違いがあれば「なぜミスしたのか」を振り返り、確実に理解・定着させることが必要です。

さらに、学校の宿題に加えて、発展的な問題にも挑戦する習慣をつけておくと良いでしょう。標準的な内容に加えて、少しレベルの高い問題に取り組むことで、応用力が育まれます。

好奇心を育てる日常の工夫

学習に向かう力を支えるのは、「知りたい」「学びたい」という内側から湧き上がる好奇心です。これを育てるためには、日常の中にちょっとした工夫を取り入れてみましょう。

例えば、散歩中に見かけた動植物について「この花の名前は何だろう?この花が好きな虫は?花びらがくっついてるね」と問いかけたり、買い物中にさりげない計算を出したりするのも一つの方法です。こうした日常の中の会話が、自然と子どもの探究心を刺激し、学ぶことの楽しさを実感させてくれます。

また、子どもが興味を持ったテーマについて、実際に体験させてあげるのも大切です。博物館に出かける、科学館で実験に触れる、農場体験をするなど、リアルな経験を積むことで、知識がより深く定着します。当ブログでもオススメの学習スポットを多数紹介しているのでぜひ参考にしてください。

家庭でも、リビングに地図や図鑑、辞書を置き、家族で新しい知識を共有する習慣を作りましょう。家の中に「学びを楽しむ空気」を広げることが、知的好奇心を伸ばす土壌になります。

勉強への抵抗感をなくすために

低学年のお子さんにとって、長時間机に向かって勉強することは簡単ではありません。まずは短時間でもいいので、楽しく達成感の得られる学習体験を積み重ねることが重要です。

最初は簡単にクリアできる内容を選び、達成できたらたくさん褒めてあげましょう。図鑑を読む、学習漫画を楽しむなど、本人が「楽しい」と感じるものをうまく取り入れてください。

勉強に対するハードルを下げることで、いずれはより本格的な学習にも前向きに取り組めるようになります。

思考力を伸ばす取り組み

中学受験では、単なる暗記だけではなく、思考力を問う問題が増えています。長い文章を最後まで読んで、条件を整理し、試行錯誤しながら答えを導く力が求められるのです。

こうした力を育てるためには、算数パズルや推理ゲームなどにチャレンジするのがおすすめです。頭を悩ませながら問題を解き、答えを見つけたときの達成感は、学びに対するモチベーションをぐっと高めてくれます。

また、間違えたときに「どうしてこうなったのかな?」と一緒に考える姿勢を持つことで、諦めずに粘り強く取り組む姿勢も育ちます。

中学受験の情報収集も早めに

中学受験では、志望校選びや受験日程の組み立てなど、様々な判断が求められます。そのため、できるだけ早い段階から情報収集を始めることをおすすめします。

志望校の教育方針や入試傾向、カリキュラム、学校の雰囲気などを調べておくことで、お子さんに合った学校を見極めることができます。また、志望校によって求められる学力や対策も異なりますので、早めに方向性を定めることが、効率的な受験勉強につながります。

焦らず、余裕を持って情報を集め、家族でじっくり話し合いながら準備を進めましょう。

低学年から塾に通うべきか?

低学年から進学塾に通うかどうかは、ご家庭の状況によって異なります。家庭学習で必要な力をきちんと育てられるのであれば、小4からの通塾でも十分間に合います。

しかし、共働きで家庭学習のフォローが難しい場合や、お子さんが一人では学習習慣を維持しにくい場合には、塾のサポートを利用するのも良い選択肢です。ただし、塾に任せきりにせず、家庭でも学習内容の確認やサポートを続けることが大切です。

中学受験は、子どもと保護者が二人三脚で歩む長い道のりです。低学年のうちから親子で協力し合い、楽しく学ぶ土台を作っていきましょう。


(総文字数:約3900字)


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