中学受験に役立つ体験学習スポット 社会:歴史
中学受験は他の受験と違い子どもが受験をします。ここに大きなポイントがあります。子供は好奇心旺盛なため様々なことに興味を持ちますが興味を持つという機会をいかに親が沢山与えてあげられたか否かは子供の学習力に大きな差を生み出します。このブログでは子供の知的好奇心を高められ、かつ子どもとの思い出を作ることができるスポットを紹介して参ります。
兼六園(けんろくえん)
兼六園(けんろくえん)は、石川県金沢市に位置する日本三名園の一つであり、その美しい風景と歴史的価値から多くの観光客に親しまれています。以下に兼六園の概要、見どころ、歴史などについて詳しく紹介します。
兼六園の概要
兼六園は、江戸時代中期に加賀藩藩主前田家によって作庭された広大な庭園です。面積は約11.4ヘクタールで、四季折々の美しい風景が楽しめます。名前の「兼六」は、中国の古典『洛陽名園記』にある六つの素晴らしい景観、すなわち「広大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」を兼ね備えていることに由来しています。
金沢の兼六園、岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並ぶ「日本三名園」として知られこれら三名園は中学受験において頻出の庭園となります。とくに金沢の兼六園は加賀藩と江戸幕府のつながりから他の3庭園よりも多く出題されます。名前だけ暗記しようとすると金沢にあるのは何だっけ…と他の庭園とごっちゃになりがちですが一度訪れてしっかりインプットしてしまえばもう忘れることのない記憶としてしっかりと定着させることができます。

兼六園の見どころ
- 徽軫灯籠(ことじとうろう)
- 兼六園のシンボルともいえる二股に分かれた足を持つ石灯籠です。池のほとりに立ち、その美しい姿は写真撮影の人気スポットとなっています。
- 霞ヶ池(かすみがいけ)
- 庭園の中央に位置する大きな池で、池の周りには多くの見どころがあります。池に映る景色は四季折々で変化し、美しい風景を楽しむことができます。
- 根上松(ねあがりまつ)
- 地面から根が上がっていることからその名がついた松の木です。力強い根の姿が印象的で、自然の造形美を感じることができます。
- 噴水
- 日本最古の噴水とされ、水の圧力だけで自然に水を噴き上げる仕組みが特徴です。
- 瓢池(ひさごいけ)
- ひょうたん型の池で、その形状が名前の由来となっています。周囲には美しい樹木があり、池に映る風景が楽しめます。
これらは中学受験においてはあまり掘り下げられることはありません。観光の一環として子供に説明しながら回ってあげられると子供も好奇心がわくことでしょう。
兼六園の歴史
兼六園の歴史は、1676年に第5代藩主前田綱紀が別邸「蓮池御殿」を造営したことに始まります。その後、第12代藩主前田斉泰が現在の形に近づけるために改修を行い、1822年に完成しました。庭園は長い年月をかけて整備され、その美しさと歴史的価値が評価されて、1985年に国の特別名勝に指定されました。
四季折々の魅力
兼六園は一年を通じて訪れる価値があります。春には桜や梅が咲き誇り、夏には新緑が美しく、秋には紅葉が庭園を彩ります。冬には雪吊りが施された樹木が見られ、雪景色が幻想的な風景を作り出します。
アクセス
兼六園は金沢市の中心部に位置し、公共交通機関や自家用車でアクセスしやすい場所にあります。金沢駅からバスやタクシーを利用して訪れることができます。
まとめ
兼六園は、その美しい風景と歴史的背景から、日本を代表する庭園の一つとして多くの人々に愛されています。訪れるたびに新たな発見があり、四季折々の美しさを楽しむことができるため、一度は訪れてみたい場所です。