【中学受験直前期】過去問で点が取れない・模試判定が悪い…塾講師が伝える”直前の調整法”


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【中学受験直前期】過去問で点が取れない・模試判定が悪い…塾講師が伝える”直前の調整法”

毎年この時期になると、教室でもご家庭からの相談が一気に増えます。「先生、過去問で合格最低点に全然届かないんです」「模試の判定がずっとCかDで…」「あと何をすればいいのか分からなくて」——そんな切実な声が、日に日に強くなっていくのを感じます。

でも、これは決して特別なことではありません。むしろ、ほとんどの受験生と保護者の方が通る道です。長年この仕事をしていて断言できるのは、直前期に不安にならない家庭なんてほとんど存在しないということ。過去問の点数、模試の判定、残された時間——すべてが目に見える数字として突きつけられる時期だからこそ、焦りと不安が一気に噴き出してくるんです。

今日は、そんな直前期に起こりがちな悩みと、そこから合格に近づくための現実的な調整法についてお伝えします。

直前期に起こる代表的な悩み、実はみんな同じです

教室で面談をしていると、驚くほど同じような相談が続きます。

「第一志望の過去問、何年分解いても合格最低点に20点も30点も足りないんです」「先月より点数が下がってきている気がする」「模試ではいつもC判定かD判定で、一度もA判定を取ったことがない」「親の私のほうが焦ってしまって、つい子どもに厳しく当たってしまう」——こういった声、本当によく聞きます。

そしてもうひとつ、よくあるのが「何か新しいことをやらせなきゃ」と焦って、今までやっていなかった問題集に手を出してしまうケースです。気持ちは痛いほど分かります。でも、これが意外と危ないんです。

過去問で点が取れない——それ、本当に”実力不足”ですか?

まず理解していただきたいのは、過去問で点が取れないことイコール実力不足、とは限らないということです。

多くの場合、問題なのは知識量ではなく「取り方」なんです。時間配分がうまくいっていない、難しい問題に時間をかけすぎている、ケアレスミスが多すぎる——こういった”技術的な問題”が原因で点数を落としているケースが驚くほど多いんです。

それに、各学校には必ずクセがあります。問題の出し方、求められる記述の深さ、時間配分の厳しさ。初めて解く学校の問題で点数が低いのは、ある意味当たり前なんです。むしろ、何度か解いて学校の傾向に慣れてくると、ぐっと点数が伸びることもよくあります。

塾で見ていて「もったいないな」と感じるのは、取れる問題を落としている子です。基礎的な計算問題でミスをしている、選択肢問題を読み間違えている、時間が足りなくて最後まで解ききれていない。こういう失点は、直前期の調整でかなり改善できます。

合格最低点に届かない子が、直前期にやるべきこと

ここで大事なのは、「全体の点数を上げよう」と考えないことです。

直前期の修正は、足し算ではなく引き算なんです。つまり、「今できていないことを増やす」のではなく、「今できているはずなのに落としている点数を拾う」ことに集中するべきなんです。

具体的に言うと、まず過去問を解いた後の見直しで、自分がどこで点を落としているのかを徹底的に分析することです。「これは本当に分からなくて解けなかった問題」なのか、「時間があれば解けた問題」なのか、「ケアレスミスで落とした問題」なのか——この区別がものすごく重要です。

そして、「分からなくて解けなかった問題」は、思い切って捨てる勇気も必要です。その問題に時間をかけるより、「時間があれば解けた問題」や「ミスで落とした問題」をゼロにする方が、確実に点数は上がります。

科目ごとに見ると、算数なら捨て問の判断力、国語なら時間配分と記述の取捨選択、理科社会なら暗記の穴を埋めることが直前期の鍵になります。特に理科社会は、直前期でも点数が伸びやすい科目です。

模試の判定が悪くても受かる子、実際にたくさんいます

これは毎年感じることですが、模試の判定と入試の結果は、必ずしも一致しません。

模試と入試は、そもそも目的が違うんです。模試は幅広い学校に対応できるように作られていますが、入試はその学校独自の問題です。模試でBやC判定でも、志望校との相性が良ければ十分合格できます。

実際に合格していった子たちを振り返ると、ある共通点があります。それは、最後まで志望校への気持ちがブレなかったことです。模試の判定に一喜一憂せず、「自分はここに行きたい」という気持ちを持ち続けた子は、直前期にぐっと伸びることが多いんです。

それから、直前期に伸びる子の特徴として、素直さがあります。先生や親のアドバイスを受け入れて、自分のやり方を柔軟に調整できる。「これはできているから大丈夫」と過信せず、最後まで丁寧に見直しができる。こういう姿勢が、最後の数点を積み上げることにつながります。

模試や過去問の点数と、本番の強さは別物です

ここで知っておいていただきたいのは、模試や過去問で点数が低くても、本番に強い子もいるということです。

適度な緊張感を集中力に変えられるタイプの子がいます。普段は少しのんびりしているけれど、本番になると不思議と実力を発揮する。こういう子は、模試の雰囲気では本気を出し切れていないだけなんです。

あるいは、根拠のない自信を持てるタイプ。「なんとかなる」と思える力は、実はすごく大事です。不安でいっぱいになると、持っている力も出せなくなってしまいますから。

そして何より、「模試や過去問は合否に関係ない」としっかり割り切れている子は強いです。あくまで練習だと思えているから、失敗を引きずらない。本番で全力を出すことだけに集中できる。この心の持ち方が、最後に大きな差を生みます。

親の関わり方が、子どもの結果を左右する

直前期、実は一番難しいのは親御さんのメンタルコントロールかもしれません。

不安な気持ちをそのまま子どもにぶつけてしまうと、子どもはもっと不安になります。「この点数で大丈夫なの?」「なんでこんな問題も間違えるの?」——そんな言葉が、子どもの自信を削っていきます。

直前期に親御さんにお願いしたいのは、「できていない点」より「できている点」に目を向けることです。過去問で30点足りなくても、「ここまで取れるようになったね」と認めてあげる。模試の判定が悪くても、「この科目は安定してきたね」と褒めてあげる。そういう声かけが、子どもの心を支えます。

それから、直前期に親がやるべきことは、勉強の管理ではなく生活の管理です。体調管理、睡眠時間の確保、栄養バランスの取れた食事。受験当日のシミュレーション。こういった”環境整備”こそが、親の最大のサポートです。

逆にやらない方がいいのは、過度な励ましや新しい勉強法の提案です。「頑張って!」という言葉も、言いすぎるとプレッシャーになります。今のやり方を信じて、淡々と見守る。それが直前期の親の役割です。

直前期の不安は、誰もが通る道です

最後にお伝えしたいのは、直前期に不安になるのは当たり前だということです。むしろ、不安にならない方がおかしいくらいです。

でも、今からでもできる調整は確実に存在します。全体の点数を上げようとするのではなく、取れる問題を確実に取る。新しいことに手を出すのではなく、今できていることを磨く。そういう”引き算の発想”が、直前期には必要です。

長年この仕事をしていて感じるのは、最後まで伸びる子は「正しい直前期」を過ごしているということです。焦らず、でも油断せず。不安と向き合いながらも、一歩ずつ前に進んでいく。そういう姿勢が、本番での”あと数点”を生み出します。

お子さんはこれまで、本当によく頑張ってきました。その努力は必ず力になっています。あとは、その力を本番で出し切るだけです。親御さんはどうか、お子さんを信じて、最後まで見守ってあげてください。大丈夫。まだまだ、ここからです。


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