男子校ってどうなの?中学受験は共学?男女別学どっちを選ぶ?

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男子校の校風による違いとその影響

男子校と一口に言っても、その校風や教育方針によって、学校生活の雰囲気や生徒の成長に大きな違いがあります。男子校は大きく分けて新設は革新を、歴史ある学校は歴史を重んじた教育をします。また偏差値によっても違いがあり高い偏差値であればあるほど自由度が高くとそうでない学校は徹底管理という二つの軸で区別されます。これにより、学校の特色や生徒の育ち方に顕著な違いが見られます。

校風の違いが生徒に与える影響

男子校には大きく分けて以下の二つの軸があります。

  1. 変革派 vs. 歴史派
    • 変革派は、新しい試みや創造的な体験を積極的に行います。例えば、外部の専門家を招いての講演や、先進的なカリキュラムを取り入れるなど、常に新しい挑戦を追い求めるスタイルです。新設や急激に偏差値を伸ばした学校に多く見られその独特な指導方法などで評価を高め新時代の教育を施そうとします。ハマる人にはハマりますがオープンキャンパスなどで事前知識がないと入学してから驚くでしょう。親側としても理解が必要です
    • 歴史派は、伝統的な教育方法を重視し、安定した教育環境を提供します。基礎学力をしっかりと養うことに焦点を当て、時間が経つにつれてじっくりと力をつけていくことが特徴です。御三家など歴史ある中高に多くある種の精神教育などの儒教的な側面が見受けられます。
  2. 自律型 vs. 管理型
    • 自律型は、生徒の自主性を尊重し、自分で決めたことに対して責任を持たせる教育スタイルです。生徒は自分のペースで学習を進め、自由な校風の中で自立を促されます。これは高い偏差値の学校に多く生徒を放っておいても高いレベルで学習が進むという信頼関係がある上になりたっています。
    • 管理型は、校則や宿題、定期的な指導を通じて生徒の行動を厳しく管理します。教育の一貫として、規律を守りながら学び続けることが求められます。徹底管理することで本来は一流大学や国公立には受からないような生徒も合格させる教師陣にもパワーのある学校です。国公立信仰が強く、理系学習に力を入れているケースが多いです。

男子校のメリット

  1. 勉強と部活に専念できる環境 男子校は、勉強と部活動に集中できる環境を提供します。多くの男子校は進学実績が高く、偏差値も比較的高めです。部活動が活発で、学校行事も控えめなため、受験勉強に集中しやすい環境が整っています。男子校の生徒は、部活と勉強に専念しやすく、結果として高い進学率を誇る傾向があります。中高一貫といえども都大会、県大会に進む部活動もあるほど活発化しています。
  2. 自由な風土 男子校の自由な風土は、生徒が異性を意識せずに自分を表現できる環境を提供します。言動や行動に制約が少なく、自分の趣味や興味を自由に追求することができます。これにより、生徒同士のコミュニケーションが円滑になり、友情や絆が深まりやすいです。
  3. 強い友情と人脈 男子校では、同じ学校で過ごす仲間との絆が強くなる傾向があります。部活動や学校行事を通じて築かれた友情は、大人になってからのビジネスチャンスや人脈形成にも役立つことがあります。卒業後も、同じ学校出身者との繋がりが強く、社会に出た際に有利な場合があります。
  4. 学校のサポート体制 男子校は、生徒の性格や特性に合わせたサポートを提供することが多いです。例えば、配布物の管理や成績表の取り扱いについて細やかな対応がなされることがあり、親としても安心感があります。また、学校生活に関する情報提供が丁寧で、保護者にとっても親しみやすい環境が整っています。

男子校のデメリット

  1. 青春の機会が少ない 男子校では、異性との関わりが少ないため、恋愛経験や青春の機会が限られると感じる生徒もいます。共学に比べると、異性との交流の機会が少ないため、この点を気にする生徒がいるかもしれません。6年間本当にほぼ一切女子とのかかわりがありません。そのため社会に出てからも女子との距離感がうまく測れないという悩みを持つ人が多くいます。
  2. 異性慣れの不足 男子校に通う生徒は、異性とのコミュニケーションが不足しがちです。大学や社会に出てから異性との接触が増える場面で、最初は戸惑うことがあるかもしれません。ただし、積極的にコミュニケーションをとることで、徐々に慣れていくことが可能です。とくに理系に進学するとさらに周りは男子ばかりになり女子という存在に触れ合うことがなく成人します。理系の研究職につけば当然周りも男ばかりのため生涯独身を貫く人も多くなります。
  3. 視野の偏り 男子校出身者は、男性中心の視点や考え方が染み付くことがあります。興味や趣味に偏りが出ることもありますが、これは個人の成長や経験の幅によって変わるものです。オタク的な趣味など公にしにくいものも異性がいないため周りと共有しやすくのめりこみやすいです。

結論

男子校はその特性に応じてさまざまなメリットとデメリットがあります。革新派や自律型の学校では、自由で創造的な環境が提供される一方、保守派や管理型の学校では、伝統的な教育と規律が重視されます。どちらのタイプの男子校でも、成長や学びの場として独自の魅力を持っていますが、個々の生徒の価値観や目標に合った学校選びが重要です。男子校のメリットを最大限に活かすためには、自分に合った校風や教育スタイルを見極めることが必要です。

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