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中学受験を楽しみながら攻略!観光しながらついでに成績アップ!
中学受験に役立つ体験学習スポット 社会:理科
中学受験は他の受験と違い子どもが受験をします。ここに大きなポイントがあります。子供は好奇心旺盛なため様々なことに興味を持ちますが興味を持つという機会をいかに親が沢山与えてあげられたか否かは子供の学習力に大きな差を生み出します。このブログでは子供の知的好奇心を高められ、かつ子どもとの思い出を作ることができるスポットを紹介して参ります。
富士山レーダードーム館
富士山レーダードーム館は、山梨県富士吉田市にある科学館で、かつて富士山山頂に設置されていた気象レーダーをテーマにした施設です。このレーダーは、日本の気象観測史において非常に重要な役割を果たしました。その歴史や技術、気象観測の意義を学ぶことができる施設です。
基本情報
- 所在地:山梨県富士吉田市上吉田本町8丁目1-20
- 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:火曜日 ※7・8月は無休:年末年始や臨時休館日あり
- 入館料:大人:630円(500円) 小中高生:420円(340円) ※( )内は20名以上の団体
- その他:ふじさんミュージアム・御師旧外川家住宅共通券あり

館内の見どころ
1. 富士山レーダーの実物展示
- 富士山山頂で1964年(昭和39年)に設置され、1999年(平成11年)まで稼働していたレーダードームが展示されています。
- レーダーは、当時世界最大級であり、台風の動きや発達を高精度で観測するために重要な役割を果たしました。
2. 気象観測の歴史展示
- 日本における気象観測技術の進歩や、富士山レーダーがどのように気象災害を予測するのに貢献したかを学べます。
- 気象観測のメカニズムや、台風の予測方法などを分かりやすく解説。
3. 体験コーナー
- 気象観測に関する体験型の展示があり、子供から大人まで楽しく学べる工夫がされています。
- 実際に気象データを読み解くシミュレーションや、レーダーの仕組みを再現した模型などがあります。
4. シアター展示
- 富士山レーダー建設の困難なプロジェクトを描いた映像が上映されます。標高3776mという過酷な環境での建設プロセスが臨場感たっぷりに伝わります。
5. 周辺情報と自然体験
- 富士山の自然環境についても学べる展示があります。富士山周辺の地質や気象条件についても解説されており、総合的な学びの場です。
富士山レーダーの意義
富士山レーダーは、設置当時「世界一過酷な環境で稼働するレーダー」として知られ、以下の点で大きな意義を持っています:
- 台風観測の革新
台風の進路や強さを詳細に観測できるようになり、日本の防災体制を大きく向上させました。 - 世界初の技術挑戦
標高3776mという極限環境での建設は、日本の技術力の高さを象徴しています。 - 後継技術への貢献
レーダーが廃止された後は気象衛星(ひまわりなど)がその役割を引き継ぎましたが、レーダーの技術やノウハウが土台となっています。
冬のおすすめポイント
冬季は富士山周辺の空気が澄んでおり、富士山をバックにレーダードーム館を訪れると、より美しい景色を楽しめます。また、寒冷地の気象や富士山の冬季の姿についても詳しく学ぶことができます。
富士山レーダードーム館は、科学や技術の進歩だけでなく、自然と人間の関わりを深く学べる施設です。特に理科や地理に興味を持つお子さんには、中学受験にも役立つ学びの多い観光地といえるでしょう!