新小学6年生必見!受験学年としてのスタートダッシュ
1. はじめに
小学6年生になると、受験勉強が本格化し、毎日の学習量が大幅に増加します。遊びや家族旅行の時間を確保するのが難しくなり、盆や正月に帰省することすらままならなくなるでしょう。学習スケジュールをしっかり管理することが求められます。本記事では、新小学6年生向けの年間スケジュールや各時期の学習のポイントを解説します。
2. 2月~春休み:新学年スタート
2月:受験学年の始まり
中学受験では、多くの学習塾で2月から新学年のカリキュラムがスタートします。つまり、小学5年生の2月から、6年生の受験生としての生活が始まるのです。
やるべきこと
- 志望校の方向性を決める
- 本格的な決定は夏休み以降でもOKですが、現時点での志望校をある程度絞ることで学習のモチベーションが向上します。
- 小学5年生の復習
- 春休みまでに5年生までの学習内容を総復習し、苦手な教科や単元を克服しておく。
- 難関校を目指す場合は、6年生の学習範囲にも先行して取り組む。
注意点
- まだ5年生としての生活を送っているため、「受験生である」という意識が希薄な場合もあります。しかし、実際には入試本番まで1年を切っているため、早めに学習リズムを整えましょう。
3. 春休み~夏休み前:基礎固めの期間
春休み:復習と計画の見直し
春休みは約2週間と短いですが、学習の進捗を左右する大事な時期です。
やるべきこと
- 5年生までの総復習
- 苦手分野の克服
- 生活リズムの調整(夜型から朝型へ)
- 志望校のリサーチ(学校説明会やオープンキャンパスの情報収集)
4月~7月:基礎力の強化
この時期は、受験勉強の基礎を固める重要な期間です。
学習ポイント
- 基礎固めを徹底する
- 5年生の復習が不十分な場合、ここで確実に固める。
- 難問や応用問題に手を出しすぎず、基本問題の習熟に時間を割く。
- 模擬試験を活用する
- 模試を受けることで、自分の実力や苦手分野を把握する。
- 間違えた問題を分析し、復習することが大切。
- 受験勉強の習慣化
- 「勉強しない日をゼロにする」意識を持つ。
- 毎日決まった時間に学習し、ルーティン化する。
4. 夏休み:受験勉強の正念場
夏休みは受験勉強の中で最も重要な期間です。長時間の学習が必要になるため、計画的に進めましょう。
やるべきこと
- 応用力を高める
- 基礎学力が身についている場合、応用問題や過去問演習に取り組む。
- さまざまなパターンの問題を解き、対応力を鍛える。
- 苦手教科の克服
- 夏休みを利用して、苦手教科を集中的に学習する。
- 塾の夏期講習を活用する。
- 生活リズムを崩さない
- 朝型の生活を維持し、規則正しいスケジュールを徹底する。
- 睡眠時間を確保し、体調管理にも気を配る。
注意点
- 夏休みの勉強量は多くなるが、焦らずペースを維持することが重要。
- 無理をしすぎず、適度にリフレッシュの時間も取る。
5. 受験対策の具体的なポイント
教科別対策
- 国語
- 漢字・語彙の復習
- 四字熟語や慣用句の習得
- 文章読解の練習
- 算数
- 基礎問題の徹底
- 過去問や応用問題の演習
- 計算ミスを減らすための訓練
- 理科
- 苦手単元の洗い出し
- 記述問題への対応力を強化
- 社会
- 歴史の流れを理解
- 地理の重要ポイントを押さえる
- 公民の基礎知識を固める
学習習慣の確立
- 毎日の学習時間を確保
- 受験までの期間、学習時間をルーティン化する。
- 模試の活用
- 定期的に模試を受験し、実力を把握する。
- 間違えた問題は必ず復習し、弱点を補強する。
6. 志望校の選定
夏休み前までに、志望校の候補を具体的に絞り込みましょう。
やるべきこと
- オープンキャンパスや説明会に参加
- 通学時間や校風を考慮する
- 「行きたい学校」と「通わない学校」の基準を作る
7. まとめ
新小学6年生にとって、受験勉強のスタートを早めることは非常に重要です。特に、
- 春休みまでに基礎を固める
- 夏休み前までに受験勉強の習慣を確立する
- 夏休みは応用力を鍛える期間として活用する
という流れで計画的に進めることが、合格への鍵となります。今から受験までのスケジュールをしっかり立て、悔いのない学習を進めましょう。