中学受験の天王山:夏休みが「成績アップのカギ」となる理由

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【小学6年生】中学受験を控えた夏休みを「学力を伸ばす機会」として最大限活用する方法


夏休みが「成績アップのカギ」となる理由

小学校が完全に休みとなる夏休みは、中学受験において「まとまった学習時間を確保できる唯一の期間」といわれます。平日や週末では忙しくて取り組みにくい、体系的な復習や応用学習を進めることができます。特に、小学5年までの重要単元を再確認し、本番で躓きやすい箇所を克服するには、この時期がラストチャンスです。

中学受験は学校では一切対策ができないこともポイント

高校、大学受験と違い中学受験はしない人も大勢いるため通っている小学校では受験に役立つことは基本的に一切学べません。いい方は良くないですが学校が足枷になってしまうのが中学受験です。しかし夏、冬の長期休みの期間は小学校で時間を奪われず受験対策に力を注ぐことが出来る唯一期間なのです。

また、夏休みに演習量が増えることで、「解けない問題」「不得手な分野」「読解力の不足」など、自分の弱点が明確になりやすくなります。この気付きこそが、「秋以降の成長のスイッチ」となるのです。


何を優先すべきか ─ 夏に取り組むべき3本柱

① 基礎力を徹底向上:“曖昧さ”を完全に排除する

算数では、「割合」「速さ」「図形」「場合の数」などが特に重要です。国語では「漢字や語句の定着」「記述表現の論理性」「選択肢の正解根拠の読み取り」などが鍵となります。
まずはそうした重要単元の基礎から、簡単問題 → 標準問題 → 応用問題と段階的に取り組む。さらに、一度できたと安心せず、数日後に再チャレンジする「再チェック」が定着には効果的です。

② 苦手を徹底的に攻略する

模試や塾内テストの結果から、正答率の低かった単元や定着していない箇所を抽出しましょう。子供とはいえどこの単元が苦手くらいは把握できていますからそこをしっかりと対策してあげましょう。またいきなり発展問題に挑むのではなく、まずは基本問題で“理解できる感覚”を確実に積み重ねることが重要です。同じ問題を何度も解きなおすことも成績アップの一助となります。

③ 志望校入試に即した学力づくり

基礎が固まったら、志望校の過去問に取り組むなど、本番想定の学習へ移行します。時間配分や問題の取捨選択の感覚を養い、設問全体を見渡す力を身につけましょう。また、模試の分析を通して、自分に足りない論理構成力や記述力を知ることも大切です。


夏の昆虫を覚えるのも中学受験生物では大切な勉強

継続を支える親と学び方の工夫

【家庭での学習環境づくり】

  • 必須予定を先に位置づける
    塾の夏期講習や帰省など、変更できない予定をまずカレンダーに組み込みます。
  • 弱点に優先順位をつけて組み込む
    苦手の中でも、学力向上のカギとなる単元を優先的に割り振ることで、学習効果を最大化します。
  • 隙間時間を有効活用する
    送迎時間、ちょっとした待ち時間には漢字や社会の要点暗記など、隙間学習の工夫も効果的です。
  • 毎日4教科を少しずつでも学習する習慣
    得意・不得意関係なく、主要4教科(算数・国語・理科・社会)に毎日触れることで総合力を育てます。

【親の関わり方】

  • 声かけは前向きに
    「がんばってるね!」と伝えた後で、「ここができたらもっと自信になるかも」といった励ましも加えると効果的です。
  • 生活習慣と睡眠の確保
    朝は少しゆっくり目の起床で疲れをリセットし、夜は早めに就寝するリズムを整えることで集中力を維持します。
  • 息抜きも大切に
    勉強時間ばかりに注目せず、休憩や家族での会話、軽い体操など子どもの気持ちをほぐす時間を意識しましょう。

【NG行動】

  • 新しい問題集を買ってきてやらせる
    時間のある夏休みだからといって新しい問題集ややったことのない問題をたくさんやらせようとする親御さんがよくいらっしゃいます。しかしこれは大きな落とし穴。違う問題集や参考書では解答例が異なっている場合もあり子供の混乱を招く可能性も。すでに塾でやっている問題集を徹底復習することがベストです。
  • 親が焦らないこと
    ここまでの成績が振るわなかったり夏休みに思ったように勉強が進まなくても親が過度なプレッシャーを欠けることは禁物です。やる気を失ったり親の顔色を窺うようにさせてはいけません。親がプレッシャーを与えすぎて子供はカンニングを働くなどと行った始末の悪いことにも発展しかねません。あくまで最大のサポートをしてあげるということを忘れずに。

成績を伸ばす「実践ポイント」

  1. 苦手を見える化して計画的に克服
  2. 基礎問題を丁寧に積み重ね、再チェックを習慣化
  3. 模試や過去問を本番形式で演習し、思考力を鍛える
  4. 塾任せにせず、家庭でも柔軟に教材や進度を調整
  5. メリハリのある生活リズム(睡眠・学習・息抜き)で体調管理

最後に

小学6年生の夏休みは、成績が「急上昇」する可能性のある一方で、「なんとなく過ごして終わる」と後悔を生みやすい期間です。とはいえ、長時間机に向かわせるだけが正解ではありません。「集中して取り組む時間」と「休む時間」のバランスをうまく取りながら、息切れせず継続できる学習を設計することが、合格への確かな導線となります。

この夏に「学びの軸」を築き、秋以降へつなげる土台をつくることが、志望校合格への最大の近道です。必要であれば、苦手科目別の攻略法や教材の提案もお手伝いできますので、いつでもご相談ください!

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