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公立中高一貫校受験の落とし穴!私立と勉強内容が違って滑り止め選びに困った話
公立中高一貫校の受験を考えているお父さん、お母さん、こんな悩みありませんか?
「公立中高一貫校を第一志望にしたいけど、滑り止めの私立はどう選べばいいの?」
「適性検査の勉強と私立受験の勉強、両方やるのは大変そう…」
そして実際に受験準備を進める中で、想像以上に大変な落とし穴があります。
今同じように悩んでいる皆さんに向けて、公立中高一貫校受験の「リアルな困りごと」と「実践的な解決策」をお話しします。
公立中高一貫校受験で直面しがちな3つの大きな困りごと
1. 適性検査と私立入試の根本的な違い
これが一番の大問題!
私立中学受験では「国語・算数・理科・社会」の4教科の知識を深く掘り下げた問題が出題されます。一方、公立中高一貫校の適性検査は…
- 教科の枠を超えた総合的な問題
- 長い文章を読んで論理的に考える問題
- 資料やグラフを読み取る問題
- 自分の考えを文章で表現する問題
つまり、勉強方法が全く違うんです!つまりただ偏差値を上げる勉強ではだめで公立中高一貫校専用の対策が必要になります。
2. 滑り止め校選びの難しさ
「じゃあ私立はあきらめて適当に近所の公立中高一貫校を滑り止めにすればいいか」と思っていたら大間違い!
問題は…
- 都立中高一貫校は1校しか受験できない(同じ日程のため)
- 私立も対策が違うため「そこそこの学校」が滑り止めにならない
- 適性検査の勉強だけでは私立入試に対応できない
- 倍率5倍以上の公立に落ちた時の選択肢が限られる
3. 併願戦略の複雑さ
「じゃあ公立がダメなら地元の公立中学でいいや」と思っている方、ちょっと待って!
実際には…
- 3年間塾に通って頑張ったのに、また高校受験?
- 地元の公立中は私立受験を目指していた子たちとの学力差がとても大きい
- 高校からの募集を停止する私立進学校が増加中
- 大学入試改革で中高一貫校が有利になっている
軽い気持ちで公立中高一貫校受験一本に絞ると思い描いていた未来と異なる結末になってしまうかも…
公立中高一貫校受験で実際に使える解決策!
1. 適性検査型入試を実施している私立中学を狙う
適性検査型入試は私立でも使える!
最近、多くの私立中学校が「適性検査型入試」を導入しています。2014年には約40校だったのが、2021年には約150校まで増加!
メリット:
- 公立中高一貫校の勉強がそのまま活かせる
- 本番前の良い練習になる
- 翌日に合格発表があり、自信を持って本番に臨める
- 入学金の納付を公立の結果まで待ってくれる学校も
2. 特待生制度を積極的に活用
多くの私立中学校が、公立中高一貫校受験生向けの特待生制度を用意しています。
- 入学金・授業料の免除や減額
- 適性検査型で優秀な成績を取れば特待生に
- 「鶏口牛後」の良い環境で学べる
- 私立なのに経済的負担を大幅軽減
3. 段階的な学習計画の立て方
我が家が実践している方法:
- 小4まで:基礎学力をしっかり固める(私立受験レベル)
- 小5から:適性検査対策を本格化
- 小6:適性検査型私立で練習→本命受験
英語学習も継続できるし、どちらに転んでも対応できます!
適性検査型入試を実施している私立学校一覧(一部抜粋)
実際に併願校として検討できる学校をまとめました。2025年最新情報です!
東京都
開智日本橋学園中学校
募集人員:10名(適性検査)
共学
安田学園中学校
第1回:50名、第3回:40名
両国型など・共学
東洋大学京北中学校
15名(適性検査型思考力入試)
共学
かえつ有明中学校
思考力特待・AL思考力特待
共学
郁文館中学校
第1回・第2回各10名
共学
桜美林中学校
総合学力評価テスト
共学
神奈川県
自修館中等教育学校
45名(探究Ⅰ・Ⅱ)
共学
桐蔭学園中等教育学校
70名(探究型入試)
共学
日本大学中学校
90名(適性検査Ⅰ・Ⅱ)
共学
鶴見大学附属中学校
30名(適性検査入試)
共学
埼玉県
開智未来中学校
20名(探究型)
共学
武南中学校
80名(適性検査型)
共学
西武学園文理中学校
25名(適性検査型)
共学
千葉県
千葉明徳中学校
20名(適性検査型)
県立・市立・都立型など
昭和学院中学校
適性検査型特待生選考
共学
INSPIRE ACADEMYからのアドバイス
併願校選びの3つのポイント
- 適性検査型入試の学校を第一候補に
公立の勉強がそのまま活かせます - 特待生制度のある学校を必ずチェック
経済的負担が大幅に軽減されます - 本当に通わせたい学校を選ぶ
「練習だから」ではなく、真剣に学校研究を
学習計画のコツ
- 英語は継続する:私立で加点対象になることも
- 基礎学力はしっかりと:適性検査の土台になります
- 作文力を重視:必ず添削を受けましょう
- 時事問題に関心を:親子の会話が大切です
最後に…
公立中高一貫校受験は確かに複雑で、私立受験とは全く違う準備が必要です。でも、正しい情報と戦略があれば必ず道は開けます。
大切なのは:
- 早めに情報収集をすること
- 併願校も真剣に検討すること
- お子さんの特性を理解すること
- 複数の選択肢を用意しておくこと
「公立中高一貫校の勉強は無駄にならない」とよく言われますが、それは本当です。論理的思考力、表現力、課題解決能力…これらは将来必ず役に立ちます。
私たち親子も、まだまだ受験本番まで頑張り続けます。同じように頑張っている皆さん、一緒に乗り越えましょう!
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同じように悩んでいるお父さん、お母さんがきっといるはずです。
質問やご相談があれば、お気軽にどうぞ
※この記事の情報は2025年9月時点のものです。最新の入試情報は各学校の公式サイトでご確認ください。
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