〈中学受験〉2026年「サンデーショック」解説


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2026年「サンデーショック」解説 — 女子学院の移動が変えた2月1日・2日の勢力図と併願対策


はじめに:2026年に「サンデーショック」が起きる

首都圏の中学入試は原則として2月1日が一斉解禁日。しかし2026年は2月2日が日曜日にあたるため、礼拝を重んじるキリスト教系の伝統校が試験日を調整する「サンデーショック」が発生します。

特に注目すべきは、女子御三家の一角である女子学院(JG)が2月1日から2月2日へ移動すること。例年2月1日午前に約700〜800名が集中していた受験生が丸ごと2日に動くため、1日・2日両方の勢力図が劇的に変化します。この「人の山」の移動が、女子上位層だけでなく中堅校まで玉突き的に影響を及ぼす——これが2026年サンデーショックの本質です。


2月1日(日)の影響:女子学院不在で競争構造が変わる

2月1日が日曜日となる2026年、女子学院が試験日を2月2日(月)へ移動します。女子学院公式サイトでは既に「2026年度の入学試験は、2026年2月2日(月)に行います」と明記されています。

同様に移動するのは以下の学校です

学校名従来2026年
女子学院2月1日2月2日
東洋英和女学院(A日程)2月1日2月2日
立教女学院2月1日2月2日
横浜共立学園(A方式)2月1日2月2日
立教池袋(第1回/男子校)2月1日2月2日

2月1日の「空白」が生む玉突き現象

例年、女子学院には約700〜800名の受験生が集中していました。2015年の前回サンデーショックでは、女子学院の受験者数が714人(2014年)→873人(2015年)*へ増加したというデータがあります。

この「人の山」が2日へ移動することで、2月1日は例年より受験生が分散します。その結果:

  • 桜蔭(2月1日維持)や雙葉(2月1日維持)への流入→難化の可能性
  • 共学難関校(渋谷渋谷・早稲田実業・広尾学園等)への女子上位層流入→倍率上昇
  • 吉祥女子・鴎友・洗足など「第一志望ではないが堅実な選択肢」校への出願増加

2月2日(月)の「超激戦」:史上空前の密集度

一方、2月2日は豊島岡女子・洗足学園(第2回)・慶應中等部(女子)・渋渋(第2回)など、元々人気校がひしめく激戦日。ここに女子学院が合流するため、倍率が大きく変動するでしょう

サンデーショックの影響

  • 女子御三家の一角がサンデーショックで2月2日に参戦
  • 併願校としての選択肢が広がり、受験生の移動が複雑化
  • 午前・午後の組み合わせパターンが従来とまったく異なる
  • 逆に例年より倍率が下がりチャンスになる学校も

2月2日は、もともと豊島岡女子、慶應義塾湘南藤沢(SFC)、渋谷教育学園渋谷(2日入試)など、多くの人気校・難関校がひしめく激戦日。そこへ、女子学院が加わることで、2日の競争大きく様相が異なります。逆に御三家を受けない予定の女子にとっては倍率が下がり合格のチャンスが増えるかもしれません。


フェリス女学院:合格を当日23時発表

フェリス女学院は2月1日を維持しますが、合格発表を当日23時に前倒しします。

併願戦略の新パターン

「2月1日フェリス → 2月2日女子学院」

この組み合わせが初めて可能になります。フェリスの合格発表が当日23時なら、結果を確認してから2日の女子学院受験に臨めるため、精神的な余裕が生まれます。

逆に、フェリスが不合格だった場合、翌日の戦略を夜のうちに練り直せるメリットも。ただし、横浜雙葉も2月1日を維持しているため、神奈川女子御三家の併願動向も注視が必要です。


サンデーショック:影響を受ける学校の受験パターン例

① 女子御三家(桜蔭・雙葉・JG)

サンデーショックに限った併願チャンスが到来

  • 桜蔭(2/1)× 女子学院(2/2)
  • 雙葉(2/1)× 女子学院(2/2)

例年は「どちらか一方」しか受けられませんが、2026年は実現可能に。

② 上位〜中堅女子校(吉祥女子・鴎友・洗足・白百合等)

「受け皿」としての役割増大

吉祥女子は2月1日の定員を10人増やし144人に、2月2日は10人減らして90人に変更。これはサンデーショック対応の明確な意思表示でしょう。

模試データでは、吉祥女子や鴎友の志望者が大幅増しており、「吉祥・鴎友→女子学院」という併願パターンが主流になると予測されています。朝日新聞EduA

③ 共学難関校(渋渋・早実・広尾学園等)

女子上位層の流入リスク

「2/1の早稲田実業中・渋谷教育渋谷中は、女子のみ志望者数が増加している」

これは女子学院組が1日に分散する影響です。渋渋・広尾・早実など、もともと人気が高い共学校は女子の競争がさらに激化する可能性があります。


「玉突き事故」のシナリオ:どう連鎖するか

サンデーショックの本質は「玉突き事故」です。一つの変更が次々と波及します。

ケース1:女子御三家志望者の場合

従来パターン(2025年まで)

  • 2/1午前:女子学院(第一志望)
  • 2/1午後:渋渋または吉祥女子
  • 2/2午前:豊島岡(併願)

2026年パターン

  • 2/1午前:桜蔭または雙葉(チャレンジ受験)
  • 2/1午後:確実校で1勝
  • 2/2午前:女子学院(本命)

→ この結果、桜蔭・雙葉の受験者数が増加し、倍率上昇の可能性

ケース2:吉祥女子・鴎友志望者の場合

従来パターン

  • 2/1午前:吉祥女子(第一志望)
  • 2/2午前:鴎友(併願)

2026年パターン

  • 2/1午前:吉祥女子(第一志望)
  • 2/2午前:女子学院(チャレンジ)または鴎友

→ 女子学院へのチャレンジ組が増え、鴎友や洗足の2日入試に影響

ケース3:神奈川女子校志望者

新パターン(フェリス利用)

  • 2/1午前:フェリス女学院
  • 2/1夜23時:合格発表確認
  • 2/2午前:女子学院(フェリス合格なら精神的余裕あり)

→ フェリスの受験者数増加・倍率上昇の可能性


受験生・保護者が取るべき実務的対策

① 事前準備(12月〜1月)

A. 複数の併願プランを作る(最低3パターン)

プラン2/1午前2/1午後2/2午前2/2午後2/3以降
攻めのA桜蔭渋渋女子学院洗足豊島岡
バランスB吉祥女子広尾鴎友白百合洗足
確実のC大妻山脇品川女子頌栄東京女学館

重要なのは、どのプランでも納得できる学校を選ぶこと。「滑り止め」という考え方ではなく、「どこに行っても後悔しない」選択を。

B. 2/1午後で「確実な1勝」を狙う

午前に難関校を受ける場合、午後は偏差値を下げて確実に合格できる学校を選びましょう。精神的な安定が2日以降のパフォーマンスに直結します。

C. フェリスの当日発表を活用するか検討

神奈川在住なら、フェリス→女子学院の併願は有力な選択肢。ただし、フェリスの難易度も上がる可能性があるため、過信は禁物です。

② 出願時の注意(1月中旬)

A. 偏差値を「高めに」見積もる

2月2日の女子学院組流入を考慮し、志望校の合格可能性偏差値を+2〜3ポイント高く見積もりましょう。「安全圏」だと思っていた学校が「実戦圏」になる可能性があります。

③塾や学校への確認・情報収集方法

A. 公式発表のチェック

  • 学校公式サイト:入試要項は必ず最新版(2025年10月以降掲載)を確認
  • 塾の速報メール:大手予備校は入試直前に動向速報を配信することがあります
  • 模試の出願傾向情報:合不合判定テスト等の志望者推移を見る

B. 学校説明会・個別相談の活用

2025年秋の説明会では、サンデーショック対応について各校が説明しています。「どのような併願パターンを想定しているか」を直接質問しましょう。

C. SNSや掲示板情報の扱い方

  • 匿名情報は参考程度に(デマや憶測も多い)
  • 複数の情報源でクロスチェック
  • 最終判断は塾の先生や学校の公式発表で

まとめ:サンデーショックの本質と家庭が取るべき行動

2026年のサンデーショックは、単なる「試験日の移動」ではありません。女子学院という約700〜800名規模の「人の山」が2月1日から2日へ移動することで、首都圏入試全体の勢力図が激変します。

本質は3つ

  1. 2月1日は分散・緩和(桜蔭・雙葉への流入、共学校の競争激化)
  2. 2月2日は史上空前の密集(女子学院×豊島岡×慶應×渋渋等の激戦)
  3. 併願の選択肢が増える一方、読みづらさも増す(フェリス利用、御三家併願など)

サンデーショックの対応まとめ

複数の併願プラン(A/B/C)を作り、どれでも納得できる学校を選ぶ
2月1日午後で確実な1勝を狙い、精神的安定を確保
2月2日の激戦を想定し、志望校の偏差値を高めに見積もる
フェリスの当日発表など、新しい選択肢を柔軟に活用
保護者は子どもの動揺を最小化する声かけを心がける

⚠️ 最新の入試日程・募集要項は、必ず各学校の公式サイトで確認してください。 本記事の情報は2025年12月時点のものです。出願前に必ず最新情報をチェックしましょう。

2026年のサンデーショックは「ピンチ」ではなく「チャンス」です。情報を正しく理解し、冷静に準備を進めれば、新しい併願パターンで志望校合格の可能性を広げられます。

頑張ってください!


参考・出典一覧

  1. 女子学院中学校・高等学校 公式サイト「入学試験について」
    https://www.joshigakuin.ed.jp/exam/examination/
    (2026年度入試日の公式発表)
  2. 朝日新聞EduA「【中学入試直前情報①】サンデーショックの影響は『ゆるやかに』」
    https://www.asahi.com/edua/article/16230935
    (2025年12月、模試データに基づく志望者動向分析)
  3. Diamond Online「首都圏『中高一貫校』1460人移動のサンデーショックで”浮かぶ学校・沈む学校”」
    https://diamond.jp/articles/-/366028
    (2015年データと2026年予測の詳細分析)
  4. 読売新聞オンライン「サンデーショックの来年度、第1・第2志望をいかに選ぶか」
    https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/support/ranger/20251118-OYT8T50074/

※本記事の情報は2025年12月時点のものです。入試要項は各学校の公式サイトで必ず最新版をご確認ください。


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