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グノーブルに向いている子・向かない子|復習主義の塾を活かすには

塾選び / 2026年9月18日

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塾選び 2026年9月18日

グノーブルに向いている子・向かない子|復習主義の塾を活かすには

ここ1、2年で、グノーブルに通われているご家庭からのご相談が明らかに増えました。

在籍者数そのものが伸びているので当然なのですが、内容がSAPIXや日能研の場合と少し違います。「ついていけない」という相談より、「授業は楽しそうなのに、家でどう復習させればいいのか分からない」というご相談が多いのです。

これはグノーブルの仕組みから来ています。今回はグノーブルという塾を整理したうえで、向いているお子様・そうでないお子様、そして通いながら何を補えばいいのかをお話しします。

グノーブルはどういう塾なのか

グノーブルは、SAPIXの創設メンバーが立ち上げた塾です。小学部の開校は2014年で、大手4塾に比べればまだ新しい塾ということになります。

それでも伸び方がかなり急で、在籍者数は2021年の469名から、2026年には844名になりました。5年で1.8倍です。2026年度入試では開成23名、桜蔭19名といった実績を出していて、御三家の合格率はSAPIXと同水準の11%超という分析もあります。

2026年5月時点の校舎数は14。東京は渋谷校(本部)、お茶の水校、吉祥寺校、自由が丘校、白金高輪校、巣鴨校、成城学園校、東京校、練馬校。神奈川はたまプラーザ校、武蔵小杉校、横浜校。ほかに千葉の本八幡校と埼玉の南浦和校です。

当塾の近隣からだと、小田急線で通える成城学園校、井の頭線や小田急線で出やすい渋谷校、世田谷区内の自由が丘校が現実的な選択肢になります。代々木上原や下北沢に校舎はありませんので、いずれも電車移動が前提になります。

仕組みの核心は「復習主義」と「当日配布」

グノーブルを理解するうえで、外せないのがこの2つです。

まずテキストが授業当日に配られます。四谷大塚の予習シリーズのように、あらかじめ読んでおくということができません。授業でその場で初めて出会って、その場で手を動かして、家で復習する。この流れが前提になっています。

そして授業はスパイラル方式です。同じ単元が学年をまたいで何度も出てきます。一度で完璧にしなくても、次に回ってきたときに深まる設計になっています。

授業のスタイルは少人数の双方向対話型。校舎や学年によりますが、1クラス10名程度という規模の校舎もあります。先生が生徒の様子を見ながら進める形ですね。

それから、1年生から6年生まで通常授業には解説動画がWebで配信されていて、過去4週間分ほどが視聴できます。欠席したときのフォローにもなりますし、家で分からなくなったときに見返すこともできます。これは他塾にはあまりない仕組みで、地味に助かるという声をよく聞きます。

クラス分けは「グノレブ」で決まる

クラスの上下を決めるのが、定例テストの「グノレブ(GnoRev)」です。名前のとおり復習主義にもとづくテストで、SAPIXのマンスリーテストや組分けテストと考え方が近いものです。

加えて、毎回の授業で前回範囲の確認テストがあります。月1回の実力テストもあります。つまり「その週やったことを、その週のうちに定着させられているか」が常に測られる構造です。

ここでひとつ、頭に入れておいていただきたいことがあります。グノレブの母集団は、在籍844名というグノーブル内部の集団です。SAPIXの模試が万単位の母集団を持つのに対して、規模が違います。校内の位置は分かりますが、首都圏全体での位置は分かりにくい。だから外部模試との併用が必要になります。この点は後でもう一度触れます。

グノーブルに向いているお子様

授業中に集中して吸収できるタイプ

これが最重要だと思います。テキストが当日配布で、授業でその場で手を動かす形なので、授業中の集中力がそのまま成果になります。逆に言えば、授業でぼんやりしてしまうお子様は家で立て直すのが大変です。

先生と関わりながら学びたいタイプ

少人数の対話型授業なので、先生の目が届きます。大手の大教室で埋もれてしまったお子様が、グノーブルに移って生き返るというケースは実際にあります。「先生が面白い」という評判も多く、先生を好きになって伸びるタイプのお子様には相性が良いです。

自分で復習を回せるタイプ

グノーブルは宿題の提出が義務ではありません。やるべき問題の指示はありますが、出す・出さないで管理されるわけではない。自分で回せるお子様にとっては最高に自由ですし、そうでないお子様には落とし穴になります。

習い事を続けたいご家庭

新5年生の通塾が週2回というスタイルなので、習い事との両立を理由に選ばれるご家庭が多いです。ピアノやスポーツを6年の途中まで続けたい、というご希望がある場合には検討する価値があります。

国語を伸ばしたいお子様

国語の教材の質については、他塾と比べても評価が高いです。扱う文章そのものが良い、という声をよく聞きます。読むことが好きなお子様には、ここが大きな魅力になるかもしれません。

グノーブルが合いにくいお子様

悪い塾という話ではありません。仕組みと性格が噛み合わないと苦しくなる、という話です。

予習して安心したいタイプ

これはもう仕組み上、無理です。テキストが当日に配られるので、予習という行為が成立しません。「知らないことに突然向き合う」のが不安なお子様には、ここがストレスになります。

管理されないとやらないタイプ

宿題に提出義務がないという点が、そのまま裏目に出ます。

しかも宿題の量自体は少なくありません。基本から応用まで幅広く含まれています。溜まると、あっという間に取り返せない量になります。ご家庭で管理するか、外部の手を借りるかを決めておく必要があります。

大きな母集団での順位が欲しいタイプ

先ほど触れた点です。グノレブは校内のテストなので、首都圏全体での位置はつかみにくい。順位で燃えるお子様や、志望校との距離を数字で把握したいご家庭の場合、外部模試を別に受ける前提で考えたほうがいいです。

校舎までの距離が遠いご家庭

14校舎という規模なので、大手ほど密には校舎がありません。小学生が電車で通うことになるご家庭は、6年後期の帰宅時間まで含めて現実的に考えてください。通塾時間は6年間ずっと支払い続けるコストです。

通っている方がつまずきやすい3か所

実際にご相談を受けていて、詰まる場所はだいたい決まっています。

1. 授業で取りこぼしたところが、家で埋まらない。解説動画はありますが、動画は「分からないところが分かっている子」向けの道具です。どこが分からないのか自体が曖昧な状態だと、見ても解決しません。

2. 5年生の夏以降、算数で置いていかれる。この時期に難易度が上がり、定着しにくい単元が出てきます。ここで一度崩れると、スパイラルで戻ってきたときにまた同じ場所で止まります。

3. 6年生の後期、演習量が増えて回らなくなる。9月からは日曜特訓や志望校対策の特訓が始まります。通常授業の復習と並行させると、物理的に時間が足りなくなるご家庭が出てきます。

グノーブルとの併用について

ここからは当塾の話になります。

INSPIRE ACADEMYは、グノーブルに通いながら併用されているお子様を多くお預かりしています。転塾をおすすめすることはほとんどありません。グノーブルの授業とカリキュラムは良くできているので、そこを崩す意味がないからです。

私たちがやっているのは、上に書いた3つのつまずきを埋める作業です。

復習の回し方を一緒に設計します

グノーブルは宿題の指示はあっても管理はしません。そこで、その週にやるべきことを一緒に仕分けします。全部やろうとして全部中途半端になるのが、いちばんもったいないパターンです。どれを確実に仕上げてどれを飛ばすか。この判断を毎週一緒にやります。

「分からなかった1問」を持ち込める場所になります

授業で置いていかれた箇所を、その週のうちに解決します。個別指導なので、お子様が何をどう分かっていないかを見てから教えられます。動画では埋まらないのは、ここが見えないからです。

グノレブ前と、外部模試の使い方をご相談できます

グノレブは範囲のあるテストなので、直前の調整が効きます。それとは別に、首都圏全体での位置を知るための外部模試をいつ受けるか。ここは一緒に計画を立てます。

オンラインでも同じ内容を受けられます

当塾は小田急線の東北沢駅から徒歩1分ですが、オンライン授業にも対応しています。

グノーブルに通っているお子様の場合、これは意外と重要です。渋谷校や成城学園校まで電車で通ったあとに、さらに別の塾へ移動するのは現実的ではありません。帰宅後に自宅から受けられるかどうかで、続くかどうかが変わります。

なお、グノーブルグループ自体も「グノリンク」という個別指導を持っています。同じ教材と方針で一貫させたい場合は、そちらも選択肢になります。私たちの場合は、SAPIXや日能研、四谷大塚に通うお子様も見ているので、他塾の物差しも含めてご相談いただけるという違いがあります。どちらが良いかはご家庭の考え方次第です。

入室をご検討中の方へ

グノーブルの入室テストは無料です。受けてみるだけなら負担はありません。

未習の単元があるお子様や、他塾からの転塾でカリキュラムにずれがあるお子様については、入室後にフォローしてもらえる体制があります。その点で、途中から入りにくい塾ではありません。

ただ、体験授業には必ず参加してください。当日配布のテキストで、その場で手を動かす授業スタイルが合うかどうかは、お子様が座ってみないと分かりません。説明を読んで想像するのと、実際に受けるのとでは別です。

まとめ

グノーブルは、授業でしっかり吸収できて、家で自分で復習を回せるお子様にとっては、かなり良い塾です。少人数で先生の目も届きますし、教材の質も高い。実績の伸び方を見れば、それは数字にも出ています。

一方で、予習で安心したいお子様や、宿題を管理されないと進まないお子様には、仕組みが噛み合いません。

そして、通ってみて「授業は楽しそうなのに成績が上がらない」となった場合、多くは塾が悪いのではなく、家庭学習の回し方が追いついていないだけです。そこは外から手を入れれば解決します。

グノーブルに通いながらどう補うか、という段階でのご相談を歓迎しています。まずは今の学習状況をお聞かせください。

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