以下は、小学生の発達段階に応じた「学力育成」のための個別アドバイスです。年齢に応じて必要となる支援や、適した学習アプローチは異なります。非受験型の学習でも、「その子の発達に合った指導」を行うことで、無理なく確かな学びの基盤が育ちます。
INSPIRE ACADEMY 東京都世田谷区渋谷区 オンライン授業対応可 中学受験特化個別指導予備校
🧒 小学1〜2年生|「学ぶ=楽しい」を育てる時期
▶ 発達の特徴:
- 抽象的な思考はまだ難しく、具体的なモノや体験を通じて理解する
- 感情の起伏が激しく、「できる」「できない」で自信を持ったり失ったりする
- まだ集中力が短いため、学習は10〜15分刻みが理想
▶ 指導のポイント:
- 「○○できた!」という成功体験をたくさん積ませてあげる
- 具体物(ブロック、絵、図、体感)を使って、五感を伴った学びを設計
- 書くよりも「話す・動かす」学びを重視し、理解と言語化をつなぐ支援を
▶ オススメのアプローチ:
- パズルや迷路などの“考える遊び”を学習に取り入れる
- 「音読+簡単な感想」など、短い活動を組み合わせてリズムよく進行
- オンライン指導では「テンポ」「声がけ」「表情」が特に重要
👧 小学3〜4年生|考える力・表現力を育て始める時期
▶ 発達の特徴:
- 論理的思考の芽が出てくる時期。自分の考えや意見も出せるように
- 「友だちにどう見られるか」を気にし始める年齢
- 文章読解や文章作成など、学習に“抽象的な理解”が加わってくる
▶ 指導のポイント:
- 「どうしてそう考えたの?」と問いかけ、理由や根拠を言葉にする練習を
- 結果だけでなく「プロセス」に注目して褒め、学び方を教える
- 自信のある分野を伸ばすことが、他教科への意欲づけにもつながる
▶ オススメのアプローチ:
- 漫画・図解付き教材などで「わかる楽しさ」を実感させる
- 自分の考えを言葉にする“ミニディスカッション”や“意見発表”の導入
- 算数では「なぜこの式になるのか?」を自分の言葉で説明する練習も◎
🧑 小学5〜6年生|自律的に学び始める準備期
▶ 発達の特徴:
- 言語や思考がより抽象的に発達。「なぜ学ぶのか」も考えられるように
- 周囲との比較が強まり、自己肯定感が揺らぎやすい
- 思春期の入り口で、親の言うことを素直に聞かなくなることもある
▶ 指導のポイント:
- 自分で学習計画を立てる練習を始める(最初は一緒に立てるのが◎)
- 知識の暗記ではなく「使う練習」(問題解決・意見表明)に力を入れる
- 自分の考えを発表したり、相手の意見を聞いたりする機会を意識的に設ける
▶ オススメのアプローチ:
- 月単位・週単位で「目標→振り返り→次回に活かす」のサイクルを体験
- 発表型の授業や、調べてまとめる探究型の活動も取り入れる
- 苦手意識のある分野は、具体例や体験を通して学び直すことで抵抗感を減らす
🔁 学年横断で意識したい共通ポイント
観点 | 指導のコツ |
---|---|
褒め方 | 結果ではなく「取り組む姿勢」「粘り強さ」「工夫した点」などを言葉で認める |
声がけ | 指示でなく“問いかけ”で考えを引き出す。「どう思う?」「どこが難しかった?」 |
保護者のかかわり | 干渉ではなく伴走。「〇〇できるようになったね!」と気づきを共有する |
継続の仕組み | 「習慣化」には“時間固定・場所固定・やる内容の可視化”が有効 |
🎯 まとめ
発達段階に応じた指導とは、「その子の“今の力”に合った言葉と学び方を選ぶこと」です。
「できるはずなのにできない」と悩む子の多くは、力が足りないのではなく、アプローチが合っていないだけ。
非受験でも、学びは豊かに育ちます。
ハイブリッド型の個別サポートなら、オンラインで思考力・表現力を育て、対面で体験的に深めることも可能です。
一人ひとりの“今”にフィットした支援で、無理なく楽しく学力の土台を育てていきましょう。