【中学受験2026】洗足学園が“2月5日入試”を廃止へ!背景・影響・対策を徹底解説

【中学受験2026】洗足学園が“2月5日入試”を廃止へ!背景・影響・対策を徹底解説

2026年度より、洗足学園中学校が「2月5日の第3回入試」を取りやめる方針を発表しました。この決定は、首都圏の中学受験におけるスケジュールや戦略に大きな変化をもたらす可能性があります。サンデーショックの今年は女子上位層で特に大荒れが予想される中でこの変更。1日の受験校をどうするか熾烈な争いになりそうです。

この記事では、洗足学園の入試改革の詳細とその背景、受験生・保護者への影響、今後の対策まで丁寧に解説します。特に女子御三家や上位女子校を志望する方にとっては見逃せない内容となっています。


■ 2026年度から「2回入試」に変更!洗足学園の新しいスケジュールとは?

洗足学園中学校は、これまで2月1日・2日・5日の3回に分けて実施していた入試を、2026年度からは2月1日と2月2日の2回に集約すると発表しました。

▼ 新スケジュールの概要

  • 第1回入試:2月1日(定員120名)
  • 第2回入試:2月2日(定員100名)

第3回(2月5日)の実施は廃止となり、その分の募集定員(40名程度)は第1回に上乗せされる形となっています。合計募集人数は従来と変わりません。


■ なぜ第3回入試をやめたのか?背景にある複数の理由

今回の変更は単なる日程調整ではなく、教育方針や社会的なトレンドの変化に応じた構造的な見直しと考えられます。

① 複数回入試の負担が学校にも重すぎる

複数回の入試を行うということは、それだけ多くの試験問題を準備し、採点し、入学手続きを繰り返す必要があります。教職員の負担も大きく、教育活動との両立が困難になるケースも見られました。

特に中学受験では合格発表が即日、翌日になっているため非常に早くの採点が求められます。

3月までにカリキュラムを終わらせるための授業調整や、入試当日に在校生が対応に駆り出される点も、学校運営上の課題となっていました。

② 入試スケジュールの分散が「本来の評価」を難しくしていた

2月5日という日程は、首都圏中学受験においては少し特殊な位置づけです。すでに多くの難関校(女子御三家など)の合否が出た直後であり、**「リベンジ受験」「滑り止め受験」**の性格が色濃く出るタイミングです。

このような時期の受験は、本来の学力や志望度を正しく測りにくいという側面もありました。

③ トレンドは「1本勝負」へ。御三家などのチャレンジ受験が減少傾向

ここ数年、「偏差値だけで学校を選ばず、子どもに合った校風や教育方針を重視する」という考え方が広まりつつあります。特に共学校志望が増える中で、御三家志向の受験者層が相対的に減ってきたという背景もあります。

その結果、「ダメならリベンジで受ける」という2月5日枠の必要性が以前ほど強くなくなってきたのです。


■ 第3回の廃止は受験生にどう影響する?

【プラス】第1回に枠が増える=本命組にはチャンス

もともと第1回の定員は80名でしたが、今回の変更により120名へと増加します。洗足学園を第一志望とする生徒にとっては大きな追い風です。

1日に全力を出し切りたい受験生にとって、「チャンスが広がる」「集中しやすい」入試スケジュールになります。

【マイナス】「滑り止めとしての救済機能」が消える

一方で、2月5日入試は「あと一歩で合格に届かなかった子の最後の希望」としての機能を担ってきました。今回の変更により、その**“最後の砦”がなくなった**という見方もできます。

特に、御三家で不合格だった場合の再チャレンジ先として洗足を考えていたご家庭には、戦略の再構築が必要になります。


■ 科目別・過去の傾向からみる「洗足対策」最新版!

ここからは、洗足学園中学校の入試で押さえておくべき教科ごとの傾向と対策について解説します。

▼ 国語

記述問題が多く、思考力が問われます。論説文・物語文ともに出題され、50〜80字の記述が頻出。漢字や語彙も問われますが、読み取り力が合否を左右します。

  • ポイント:日頃から要約・言い換えの練習をしておく
  • 特徴的な出題:「抽象的な問い」に本文中のキーワードをもとに答える記述

▼ 算数

例年、計算問題→小問集合→応用(特殊算・図形)の流れ。女子校の中ではややレベルが高めで、立体図形や仕事算など思考型の出題も見られます。

  • ポイント:線分図・面積図・表など、整理のスキルを磨く
  • 苦手対策:立体図形の感覚をつかむには、具体物や動画教材の活用も効果的

▼ 理科

4分野まんべんなく出題。特に力学・天体・化学計算に要注意。資料の読み取りや実験考察など、暗記だけでは太刀打ちできない構成です。

  • ポイント:基礎知識+思考力、なぜそうなるのかを自問自答する習慣を
  • 出題例:釣り合いの計算+角度の理解が必要な応用問題など

▼ 社会

長めのリード文・資料問題が多く、設問を国語的に読む力が求められます。統計資料やグラフ、文章読解力も試される構成が中心です。

  • ポイント:普段からニュースや新聞で「読み取る力」を養う
  • 注目テーマ:インターネットや情報モラルなど、時事性の高いテーマも出題

■ これからの「洗足」対策で押さえるべき3つのポイント

  1. 第1回・第2回で決める覚悟を持つ → 分散していた受験チャンスが2回に凝縮されたことで、1回ごとの重みが増しました。
  2. 記述・思考型への備えを強化する → 特に国語と算数は「書いて考える力」を問われる。記述練習を怠らないこと。
  3. 過去問+出題傾向の研究は徹底 → 解くだけでなく「どんな力が問われているか?」を意識した分析を。

■ まとめ:洗足学園の「次なるステージ」へ

洗足学園中学校の2月5日入試廃止は、ただのスケジュール変更ではありません。学校としての成長フェーズの一区切りであり、次なるビジョンに向けた布石と見ることができます。

これからの受験戦略では、より**「本気の一回勝負」**が求められます。第一志望としての熱意、準備、そして思考力がカギを握る新時代の洗足入試。

4月26日には説明会も予定されており、すでに満席回も出ているとのこと。熱望しているご家庭は、早めの情報収集と行動が何よりも重要です。

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