中学受験で親が子に教えることは本当に難しい。どうしても教えないといけないときのコツはあるのか?

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家庭学習で親が子どもに勉強を教えるときに大切な心構えとは?

首都圏を中心に、中学受験や高校受験を見据えたご家庭では、親が子どもに勉強を教える機会が珍しくありません。しかし、親が子どもに直接勉強を教えることは、一筋縄ではいかない難しさを伴います。今回は、親が子どもに学習サポートをする際に意識すべきポイントを詳しく解説します。

親が教えると、なぜうまくいかないのか?

「なぜこの問題が解けないの?」「何度も説明したでしょ!」
そんなセリフが飛び交い、親子の間にピリピリした空気が流れた経験はありませんか?

これは決して珍しいことではありません。特に明確にゴールのある中学受験では親子共に焦り、親は「わが子を何とか理解させたい」という思いからつい感情的になりがちです。一方、子どもも親に甘えが出るため、学校や塾では見せない素直でない態度をとってしまうことも。こうした感情のぶつかり合いが、勉強嫌いを助長するリスクすらあるのです。

また、親世代と現在の教育カリキュラムには違いがあり、教え方が食い違うことも問題を複雑化させます。親の説明が子どもの学びを妨げてしまうこともあるため、注意が必要です。

親が勉強を教えるときの心得5選

では、家庭で子どもに勉強を教えるとき、どのような心構えを持つべきなのでしょうか。重要なポイントを5つに整理しました。

1. 「教える」のではなく「一緒に考える」

親が一方的に知識を伝えるスタイルは避けましょう。子どもがどこでつまずいているのかを一緒に探る姿勢が大切です。わからないポイントを一緒に「発見」し、子ども自身が「気づく」プロセスを大切にすると、学びが深まります。

「なぜこの考え方をしたの?」と問いかけながら、子どもの思考を引き出してあげると良いでしょう。

2. 感情的にならないために距離感を保つ

親子という関係は、どうしても感情的になりやすいものです。イライラした感情を子どもにぶつけてしまうと、勉強そのものへの苦手意識につながりかねません。

そんなときは「子どもの友達に教える先生になりきる」とイメージして接してみましょう。客観的な立場を意識すると、冷静さを保ちやすくなります。

3. できたことを積極的に褒める

子どもは「できた!」という体験を積み重ねることで自己肯定感を育みます。小さな成功でも見逃さずに褒めることが大切です。

例えば、答えが間違っていても「考え方は合ってるね!」など、努力したプロセスを認める声かけを心がけましょう。共感の姿勢も大切です。「この問題、難しいよね」と声をかけるだけでも、子どもの心はほぐれます。

4. 子どもに質問しながら進める

親が一方的に説明するだけでは、子どもは受け身になってしまいます。
適宜、子どもに質問を投げかけて、理解を確認しながら進めるようにしましょう。

たとえば、「この問題、どうやって考えた?」と問いかけることで、子ども自身が説明する力も育ちます。アウトプットすることで、知識の定着も促進されます。

5. 学校・塾の教え方を尊重する

親が教える際に注意すべきなのは、学校や塾での教え方をなるべく尊重することです。親のやり方を押し付けると、子どもが混乱しやすくなります。

特に算数・数学では、学年に応じた解法ステップが存在します。先取りして高度なやり方を教えるより、まずは学校で習っている方法に合わせることが重要です。


家庭学習の「バトル」を防ぐためにできる工夫

「バトル」つまりは親子喧嘩ですが受験が近づくにつれて子供の精神年齢も上がっていきます。親への反抗期が近づき過干渉になると子は反発します。それを避けるためにはどうしたらいいのでしょうか。

短時間で区切る

親が子どもに教える時間は、できるだけ短くするのがコツです。長時間にわたると、集中力が続かず、お互いにイライラが募る原因になります。

「10分だけ一緒にやろう」と最初から区切りを設けると、子どもも前向きに取り組みやすくなります。

「わからないこと」を責めない

わからないことを叱ると、子どもは「勉強=怖いもの、嫌なこと」と感じてしまいます。
間違いは成長のチャンスです。わからない箇所が見つかったら、「ラッキー!ここを一緒に伸ばそう」とポジティブに受け止める視点を持ちましょう。

モチベーションを支える

子どもは目標を持つと、学習意欲が高まります。
「この問題が解けたらケーキを食べよう」など、小さなご褒美を設定するのも効果的です。

また、達成感を実感できる工夫(できた問題にスタンプを押すなど)も、モチベーション維持に役立ちます。


子どもをやる気にさせるために親ができること

最も重要なのは、子ども自身が「やりたい」「できるようになりたい」と思うこと。親があれこれ言っても、本人の内発的な意欲がなければ成果は出にくいのです。

目標を一緒に立てるのも効果的です。
「○○中学に行きたい」「算数で90点を取りたい」など、子どもが心から実現したい目標を設定できれば、自然と努力するようになります。

意欲は一時的なものですが、親が定期的に刺激を与えることで持続しやすくなります。
例えば、「最近、算数すごく頑張ってるね!」と成長を認める声かけを欠かさないことが大切です。


まとめ|親のサポートが、子どもの未来を育む

家庭学習における親のサポートは、子どもの学びにとって大きなプラスにもマイナスにもなり得ます。
「教える」のではなく「寄り添う」ことを意識し、感情的にならず、成功体験を重ねさせることが、子どもを伸ばす鍵です。

子どもと一緒に悩み、喜び、時に壁にぶつかりながらも成長を見守る――。
そんな温かい関わりが、子どもの学びへの意欲を支え、未来を大きく広げていくことでしょう。

焦らず、無理せず、一歩ずつ。
今日から、親子での学びの時間を、かけがえのないものにしていってください?


✍️(文字数:約4,300字)


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