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東京都市大学付属中学校の入試が変わった|一本化と算数理科入試

学校別解説 / 2026年9月22日

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学校別解説 2026年9月22日

東京都市大学付属中学校の入試が変わった|一本化と算数理科入試

東京都市大学付属中学校の入試が 2026年度から大きく変わりました。

ひとつはⅠ類とⅡ類というコース別の募集がなくなったこと。もうひとつは 2月1日午後の入試で「算数と理科」の2科目でも受けられるようになったことです。

どちらも受験の組み立て方に直接かかわる変更です。以前の情報のまま併願を考えると ずれが出ます。

小田急線沿線のご家庭にとって都市大付属は通いやすい学校のひとつで 当塾でも志望される方が多い学校です。今回は変更点を整理したうえで 対策の考え方をお伝えします。

変更1 Ⅰ類とⅡ類がなくなりました

これまで都市大付属は 最難関国公立大学を目指すⅡ類と 難関国公立大学や私立大学を目指すⅠ類に分けて募集していました。受験の段階でどちらに合格するかが決まる仕組みです。

2026年度入試からは このコース別の募集が一本化されました。募集定員の総数は約240名で変わっていません。

学校の説明によると 理由は入学者の学力差が小さくなってきたこと。東大の合格者の多くがⅠ類入学だった学年もあったそうです。入試の一回で可能性を決めつけず 学力が均等な6クラスで中学生活を始めるという方針に切り替えています。

入学後は中1と中2を学力で分けないクラスで過ごし 中3から習熟度別のクラス分けが始まります。コースの名前で分けられることはなくなりましたが 学力に応じた編成が途中から入るという点は 知っておいてよいと思います。

変更2 2月1日午後に算数と理科で受けられるようになりました

もうひとつの変更は第2回入試です。

これまで2月1日午後の第2回は 算数と国語の2科目でした。2026年度からは「算数と国語」か「算数と理科」のどちらかを選んで受験できます。選ぶのは出願のときで 合否は選んだ2科目の合計200点で判定されます。

学校は 科学の実験設備を生かした教育に特徴があり 理科に関心のある生徒が多く入学していることを理由に挙げています。理数系が得意な子が受けやすくするための変更です。

学校の先生も説明会で国語が苦手な理数系の男子が強みを出しやすくなったことと 御三家との併願がしやすくなったことに触れています。

どちらを選ぶべきか

判断の目安は単純です。国語と理科 どちらで安定して点が取れるか。

算数と理科が得意で 国語の出来に波があるお子様なら 算数と理科の選択は大きな追い風になります。逆に 国語が安定していて理科に不安があるなら 従来どおり算数と国語で受けるほうが安全です。

迷うときは 直近の模試の偏差値を科目ごとに並べてみてください。点数ではなく波の小ささで比べるのがコツです。本番は1回きりなので 平均が高い科目より崩れにくい科目のほうが頼りになります。

入試日程と募集人数

2026年度の日程は前年度と同じで 募集人数だけが一本化にあわせて組み直されました。

入試 日程 科目 募集人数
帰国生 1月6日 午前 帰国生入試 約30名
第1回 2月1日 午前 4科 約60名
第2回 2月1日 午後 算国 または 算理 約90名
第3回 2月3日 午前 4科 約30名
グローバル 2月3日 午前 算 国 英 若干名
第4回 2月5日 午前 4科 約30名

4科の回は 算数と国語が各50分100点 理科と社会が各40分75点です。グローバル入試は算数と国語と英語の3科目です。

表は2026年度入試のものです。2027年度の正式な募集要項は9月頃に発表される予定になっています。出願の前に必ず学校の最新の要項でご確認ください。

第2回が最大の受け皿になりました

表を見ると分かるとおり 2月1日午後の第2回が約90名と いちばん大きな枠です。

2月1日の午前に別の学校を受けて 午後に都市大付属を受けるご家庭は以前から多くいました。そこへ算数と理科の選択が加わったことで理数系が得意な受験生がこの回に集まりやすくなると考えられます。

ここで気をつけたいのが体力です。午前の入試を終えてから移動して 午後にもう一度試験を受ける。午前の学校との移動距離が短いかどうかは 想像以上に効きます。小田急線沿線のご家庭なら成城学園前は近く その点では有利です。

午後受験に慣れていないお子様の場合は 模試を2本続けて受けてみるなど 事前に一度疲れ方を確かめておくと安心です。

一本化で合否の線はどう変わるか

以前は Ⅱ類には届かなくてもⅠ類なら合格できる という受験生がいました。合格の線が2本あったわけです。

一本化されたことで 線は1本になりました。

これが実際の合格ラインにどう響くかは 正直なところ まだ1年分しか結果が出ていないため 断定はできません。ただ 以前の「Ⅰ類の合格最低点」を目安に安心するのは危険です。基準そのものが変わっているからです。直近の結果と模試の判定を軸に考えてください。

算数は図形で決まります

都市大付属の算数は 例年大問5題の構成です。

大問1は小問集合で 8題前後。計算 単位 食塩水 図形あたりがよく出ます。基本から標準の問題なのでここは全問正解を狙いたいところです。

大問2以降は単元別で もっとも多いのが図形です。小問も含めると 全体のおよそ半分が図形になります。平面図形では面積比と相似 立体図形では切断や展開図 回転体 体積がよく出ます。次いで数の問題と速さです。

見た目は難しそうでも 落ち着いて考えると標準的な問題であることが多い。そして出題の傾向は第1回から第4回まで変わりません。過去問で図形の型を固めておけば 何回受けても同じ準備が生きます。

国語は読む速さの勝負です

国語は例年 説明文と物語文と詩が1題ずつの構成です。

特徴は文章量の多さと 記述問題の少なさです。書く内容で悩む時間は少ないかわりに 制限時間内にかなり速く読み切る必要があります。

記述が苦手なお子様には向いている形式ですが 読むのが遅いお子様には厳しい。選択肢を素早く正確に処理する練習が点数に直結します。

人気が上がり 基本の失点が命取りになっています

都市大付属は ここ数年で人気が大きく上がった学校です。2026年春は東京大学に12名が合格しています。

受験生のレベルが上がっているので 平均点も高くなりがちです。問題自体が極端に難しいわけではないぶん計算ミスや基本問題での取りこぼしが そのまま不合格につながります。難問対策より先に 基本の精度を上げることを優先してください。

4回のチャンスをどう使うか

一般入試だけで4回あり 何回受けても受験料は2万5千円です。

第1回と第2回で結果が出なくても 第3回 第4回と挑戦できます。実際に第4回で合格を手にしたお子様の話もよく聞きます。

ただ 回を重ねるほど募集人数は少なくなります。2月1日の2回で決めにいく準備をしつつ 後半の回を保険として組み込むのが現実的な考え方です。複数回受験の扱いについては 最新の募集要項でご確認ください。

INSPIRE ACADEMYでの対策

当塾は個別指導型の中学受験専門塾です。都市大付属を志望されるお子様には 次のような形で関わっています。

第2回の科目選択を一緒に決めます

模試の結果を科目ごとに並べて 算数と国語で受けるか 算数と理科で受けるかを判断します。出願の前に決める必要があるので 秋のうちにご相談ください。

図形を集中的に固めます

全体の半分を占める図形は 個別指導がもっとも効く分野です。どこで手が止まっているのかを見ながら 面積比や立体の切断の型を一つずつ積み上げます。

大手塾との併用に対応しています

SAPIXや日能研 四谷大塚 早稲田アカデミーなどに通いながら 都市大付属の対策だけを補いたいという方も多くいらっしゃいます。通われている塾のテキストを使って 志望校に合わせた仕上げを行います。転塾をおすすめすることはありません。

まとめ

2026年度から Ⅰ類とⅡ類の募集が一本化され 合格の線は1本になりました。以前の基準を目安にするのは危険です。

2月1日午後の第2回は 約90名の最大枠です。算数と理科で受けられるようになり 理数系が得意なお子様には大きなチャンスになっています。

算数は図形が全体の半分 国語は速く読み切る力。傾向は4回とも変わらないので 準備はそのまま全部の回に生きます。

第2回の科目選びや 図形の仕上げで迷っている段階からでも ぜひご相談ください。

都市大付属の対策 ご相談ください

INSPIRE ACADEMYは個別指導型の中学受験専門塾です。第2回の科目選択から図形の仕上げまで お子様に合わせて組み立てます。大手塾との併用にも対応しています。対面とオンラインのどちらでも受講できます。

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