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中学受験の過去問はいつから何年分か|保護者の8つの疑問に答えます

保護者・家庭 / 2026年9月25日

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保護者・家庭 2026年9月25日

中学受験の過去問はいつから何年分か|保護者の8つの疑問に答えます

過去問の進め方は 通っている塾によって指示がかなり違います。

一般に SAPIXは夏期講習のころから有名中に取り組み 夏期講習が終わるころには志望校の過去問に入っていきます。日能研は夏期講習後に銀本から始め 志望校の過去問は9月から10月ごろというのが多いようです。同じ塾でも校舎によって違いが大きいとも言われます。

そのため「いつから何年分」という問いに ひとつの正解はありません。

ただ 判断の軸はあります。保護者の方からよくいただく質問に 順番にお答えしていきます。

この記事の質問

Q1 過去問はいつから始めればいいですか
Q2 何年分やればいいですか
Q3 まったく点が取れません 志望校を変えるべきですか
Q4 合格者最低点にどれくらい届いていればいいですか
Q5 同じ年度を2回解くべきですか
Q6 時間は本番どおりに測るべきですか
Q7 丸つけと直しは誰がやりますか
Q8 塾の志望校別特訓と両立できません

Q1 過去問はいつから始めればいいですか

塾の指示に従うのが基本です。ただし判断の目安は「習っていない単元が残っているか」です。

カリキュラムが終わっていない状態で過去問を解くと 解けないのが当たり前の問題まで落とします。それでは現在地が測れません。

逆に すべて習い終わっているのに手をつけていないなら もう始めて構いません。塾の指示より早く始めたい場合は 必ず担当の先生に一言相談してください。塾のスケジュール全体と噛み合わないことがあります。

Q2 何年分やればいいですか

志望順位で変えてください。全校を同じ年数やる必要はありません。

目安はこう考えています。

位置づけ 年数の目安
第一志望 受ける回すべて 5年分前後
実力相応の併願校 2年から3年分
安全校 1年分でも可
1月校 1年から2年分

大事なのは年数ではなく解いたあとの直しをやり切れるかどうかです。5年分を解きっぱなしにするより 3年分を完全に潰したほうが点は上がります。

Q3 まったく点が取れません 志望校を変えるべきですか

10月の時点で合格者最低点に届かないのは 普通のことです。

秋に初めて過去問を解いて 半分も取れないというのはよくある話です。そこで志望校を下げる必要はありません。

見るべきは点数そのものではなく落とし方です。

基本問題で落としているのか 難問だけ落としているのか。時間が足りなかったのか 手が出なかったのか。前者なら伸びしろですし 後者なら演習を積めば変わります。

判断が必要になるのは12月です。それまでは点数の上下に一喜一憂せず 直しを積み上げてください。

Q4 合格者最低点にどれくらい届いていればいいですか

年内に8割 1月に最低点を超える。これがひとつの目安です。

たとえば合格者最低点が200点なら 年内に160点あたりまで来ていれば射程に入っています。

ただし年度によって問題の難易度は変わります。その年だけ平均点が低ければ 最低点も下がります。1年分の結果で判断せず 複数年で傾向を見てください。

また 学校が公表しているのが合格者平均点なのか最低点なのかも確認してください。平均点を目標にすると 必要以上に高い基準で自分を測ることになります。

Q5 同じ年度を2回解くべきですか

第一志望なら 解き直しの価値があります。ほかは1回で構いません。

2回目に見るのは点数ではありません。直した問題が本当に解けるようになっているかの確認です。1回目に間違えた問題だけを解き直す形でも十分です。

ただ 覚えてしまっている問題で高得点が出ると 実力を勘違いします。2回目の点数は 判定の材料にしないでください。

Q6 時間は本番どおりに測るべきですか

必ず測ってください。ここを省くと過去問をやる意味が半減します。

過去問の目的のひとつはその学校の時間配分に慣れることです。50分で大問5題なのか 40分で3題なのかで 戦い方はまるで違います。

時間内に終わらなかった場合は そこで一度区切って 別の色のペンで続きを解いてください。時間内に何点取れて 時間があれば何点取れるのかが分かります。この差が大きいなら 課題は学力ではなく処理速度です。

解く時間帯も 可能なら本番に近づけてください。午後入試を受けるなら 午後に解いてみると 疲れ方の感覚がつかめます。

Q7 丸つけと直しは誰がやりますか

丸つけは保護者 直しは本人 判断は塾。この分担が現実的です。

記述問題の採点は 保護者には難しいところです。部分点をどこまで認めるかで 点数が10点以上変わることがあります。迷ったら辛めにつけて 塾で見てもらってください。

直しは必ず本人がやります。ただしどの問題を直すかは大人が決めてください。全問を直そうとすると終わりません。合否に関わる問題だけを選びます。

Q8 塾の志望校別特訓と両立できません

秋はほぼ全員がこの状態になります。捨てるものを決めてください。

9月からは志望校別の特訓が始まります。土曜も日曜も塾という週が続き 家で過去問を解く時間が足りなくなります。祝日に模試が入ることもあります。

SAPIXのように早く過去問に着手する塾では 最後に余裕が生まれやすい一方で 進め方は家庭に任されます。日能研のように着手が遅めの塾では 塾のサポートは手厚いものの 終盤の日程が詰まりがちです。どちらにも苦しくなる場面があります。

全部をこなすのは無理だと最初に認めてください。そのうえで第一志望の過去問だけは優先すると決める。第三志望の過去問を1年分しか解けなかった という話は珍しくありませんし それで合格しているご家庭もたくさんあります。

INSPIRE ACADEMYでのサポート

当塾は個別指導型の中学受験専門塾です。過去問については次のようにお手伝いしています。

どの問題を直すかを選びます。合否に関わる問題と 捨てていい問題を分けます。ここが決まるだけで 直しの時間は半分になります。

記述の採点をします。ご家庭で判断しづらい部分点を 志望校の採点基準に照らして見ます。

通われている塾の予定と合わせて組みます。志望校別特訓のある日は過去問を入れない といった調整を一緒にします。転塾をおすすめすることはありません。

まとめ

過去問の進め方は塾によって違います。まずは通っている塾の指示に従い そのうえで足りない部分を補ってください。

年数は志望順位で変える。点数より落とし方を見る。時間は必ず測る。そして直しをやり切れる量に絞る。

秋は時間が足りません。全部はできないという前提で 何を優先するかを決めてください。迷ったら 解き終わった過去問を持ってきていただければ 一緒に整理できます。

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